プリンター用紙一枚20年の経験で
あなたの紙選びをサポートします。
紙一筋20年、あなたの紙選びをサポート
こんにちは、松本です。以前公開した紙のサイズ解説動画、実は撮影の裏側にちょっとしたストーリーがありました。「紙のサイズ、説明できますか?」と聞かれてドキッとした方も、ご安心ください。
今回は、その動画で話した「新入社員でもわかる紙のサイズ」の小ネタや、動画には収まりきらなかった実務的な話を、文字でじっくりご紹介します。
きっかけは「知り合いの新入社員・中島くんでもわかるように」
動画を撮ろうと思ったきっかけは、私の知り合いの新入社員・中島くんでした。
「A4はわかるけど、A3ってA4の何倍なんですか?」という素朴な質問がきっかけで、「社会人1年目でもわかる紙のサイズ講座」をやってみようと思い立ちました。
A4を半分に折ると、なぜA5になるのか
A判のサイズは、数字が1つ増えるごとに、直前のサイズをちょうど半分に折った大きさになります。A4(210mm×297mm)を半分に折ると、A5(148mm×210mm)になる、という具合です。
ここで意外と間違えやすいのが、「半分」がどっちの半分かという点です。縦の半分なのか、横の半分なのか。当店で「A4を半分に断裁したい」というご依頼をいただく際も、この点はよく確認しています。迷ったときは、寸法(mm)で伝えていただくのが一番確実です。詳しいサイズの比較はこちらの早見表記事もご参照ください。
名刺サイズは、A4から「10面取り」できる
名刺サイズ(55mm×91mm)は、実はA4サイズ1枚からちょうど10面(10枚分)取れる寸法になっています。
当店で名刺サイズへの断裁加工をご依頼いただく際、A4の色紙などを効率よく名刺サイズに仕立てられるのはこのためです。ぴったり10面取るために、断裁時に紙の端を少しだけ落として仕上げています。
「四六判」と「連量(キロ数)」が混同されがち
紙の注文で「220キロの紙をください」「189キロで」というように、キロ(連量)で紙の厚みを指定されるお客さまがよくいらっしゃいます。
この時のキロ数は、ほとんどの場合「四六判(1091mm×788mm)の原紙1,000枚あたりの重さ」を基準にしています。
ただし、同じキロ数(連量)であっても、紙の種類が違えば実際の厚みは異なります。キロ数だけで紙の厚みを一律に判断するのは避けたほうが安全です。
L判・2L判は、なぜか数字が大きいほど「小さくなる」わけではない
A判・B判は数字が大きくなるほどサイズが小さくなりますが、写真プリントのL判・2L判は逆で、数字が大きい(2L)方がサイズも大きくなります。
L判(89mm×127mm)に対して2L判(127mm×178mm)は、面積がおよそ2倍になります。A判・B判のルールに慣れていると混乱しやすいポイントなので、ご注文の際にはご注意ください。
「四つ切」は業界によって意味が違う
「四つ切サイズで」というご依頼、実はそのままでは対応が難しいことがあります。写真業界でいう「四切」と、紙業界でいう「四つ切」は指しているサイズが違うためです。紙業界での「四つ切」は文字通り「原紙を4つに切った」という意味合いが強く、元にする原紙によってサイズが変わります。
同様に「長尺」「大判」は、文脈によって意味が異なることが多く、必ずしも一つの規格寸法を指す言葉ではありません。それぞれ「長いサイズ」「大きいサイズ」というおおまかな呼び方です。ご希望のサイズがある場合は、mm単位で伝えていただくのが確実です。
まとめ

今回ご紹介したのは、動画の中でお話しした小ネタや、断裁加工の現場ならではの話でした。
- A4を半分に折るとA5になるが、「縦・横どちらの半分か」は要確認
- 名刺サイズはA4から10面取りできる
- 「キロ数」での紙の厚み指定は、四六判基準が多いが、紙の種類が違えば実際の厚みも異なる
- L判・2L判は、A判・B判と違い数字が大きい方がサイズも大きい
- 「四つ切」「長尺」「大判」は業界・文脈によって指すサイズが変わる、明確な規格ではない呼び方
サイズの数値そのものを一覧で確認したい方は、紙サイズの早見表記事をご覧ください。断裁加工についてご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
全編動画はこちら
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