紙をこよなく愛する松本洋紙店のスタッフが、紙の使い心地や、使用例、豆知識などをドンドン発信! | 紙のブログ

商品

バガスシュガーFでつくる “エコで上質なギフトタグ” ── ナチュラル系ブランドが選ぶ理由と活用アイデア

ショップのラッピングや、ハンドメイド作品の仕上げに欠かせない “ギフトタグ”
たった一枚のタグでも、商品や作品の印象は大きく変わります。

近年は「環境配慮」「サステナブル」「自然素材」といった価値観が広がり、
紙の質感やストーリー性を意識してタグを選ぶブランドが増えています。

そんな中で注目されているのが、
サトウキビの搾りカスを利用した環境配慮型の紙 「バガスシュガーF」

ナチュラル、エコ、やさしい雰囲気──
ギフトタグに求められる要素をすべて備えた紙と言えるでしょう。

この記事では、

  • バガスシュガーFがギフトタグに向いている理由
  • 印刷・加工の魅力
  • ハンドメイド作家や小規模ブランドでの活用例
  • 世界観づくりにつながるデザインポイント

をまとめて紹介します。


目次

1. バガスシュガーFとは?──サトウキビから生まれたナチュラルな紙

まずは、バガスシュガーFの原料となる「バガス」について簡単に説明します。

■ バガス(Bagasse)とは?

バガスは、サトウキビを搾汁した後に残る繊維 のこと。

本来は廃棄されたり燃料として使われる副産物ですが、
それを紙の原料として再活用したのがバガスシュガーFです。

  • 廃棄物を減らすことにつながる
  • 木材パルプの使用量を抑えられる
  • サステナブルな紙としてブランド価値を高められる

食品・雑貨・クラフトなど自然派商材と相性がよく、
“素材に想いを込めたいブランド” が積極的に採用しています。

■ 色は自然な「クリーム」

バガスシュガーFは真っ白ではなく、
ほんのり黄みがかった やさしいクリーム色

やわらかく上品で、手に取った瞬間の印象に温かみがあります。

ギフトタグやショップラッピングに使うと、
過度な主張がなく、商品そのものの魅力をうまく引き立てます。


2. バガスシュガーFがギフトタグに向いている理由

ギフトタグに使う紙には、
「丈夫さ」や「印刷の見やすさ」だけでなく、
“世界観に合わせた質感” が求められます。

バガスシュガーFは、まさにタグ用途にぴったりの要素を持っています。


① ナチュラル系ギフトと相性抜群の“クリーム色”

バガスシュガーFのクリーム色は、
ギフトやラッピングの雰囲気を邪魔しない自然な色味。

例えば:

  • 焼き菓子のギフト
  • ハンドメイドの革小物
  • 布雑貨・アクセサリー
  • コーヒー豆やお茶のギフト
  • オーガニックコスメのラッピング

これらのアイテムは“自然”“やさしさ”“手作業感”が大切。

バガスシュガーFはその雰囲気と絶妙に調和します。


② 黒文字・線画イラストがきれいに印刷される

ギフトタグでは、

  • ブランド名
  • ハンドメイド作家名
  • THANK YOUカード
  • 植物モチーフの線画
  • シンプルロゴ

など、細い線のデザインが使われることが多いです。

バガスシュガーFは、
黒インクの乗りが良く、線がくっきり出やすい紙質

クリーム色×黒文字の相性も良いため、
「上品で落ち着いたタグが作れる」と好評です。


③ 紙の質感が“手作り感”や“温かさ”を演出

ギフトタグは、商品に最も近い “ブランドの顔” でもあります。

バガスシュガーFの質感は、

  • つるっとしすぎない
  • 過度な凹凸もない
  • ほのかに自然素材らしい表情

というバランスの良さがあり、
タグを付けるだけで「丁寧さ」や「温かい雰囲気」が伝わる仕上がりに。


④ 台紙・封筒・帯紙など他のラッピングアイテムと統一できる

ギフトタグ単体で使うことは少なく、
多くの場合は「ラッピング一式」として使われます。

バガスシュガーFは、
帯紙・台紙・封筒・タグなど全アイテムを同じ紙で統一 できるため、

  • ブランドの世界観に統一感が出る
  • ハンドメイド作家の作品との相性が取りやすい
  • 小ロットでもデザイン性が高い

というメリットがあります。


3. 印刷・加工の仕上がり:ギフトタグに必要な“見やすさ”と“表現力”

ここでは、ギフトタグに欠かせない
印刷適性と加工適性 をまとめます。


① 黒文字が特にくっきり再現される

タグに多い黒文字・細字フォントが非常に見やすく、
ショップカードとしても十分な品質が出ます。

  • ブランド名
  • 作品名
  • 商品説明
  • ハンドメイド作家名

どれも自然で読みやすい印象に印字されます。


② シンプルな線画ロゴとの相性が最高

ハンドメイド作家さんに人気の “植物イラスト系” や
ミニマルロゴなどは、紙とのバランスが非常に良いです。

  • ホワイト系より自然で柔らかく
  • クラフト紙より上品で落ち着きのある印象
  • 手作り感が出すぎない

タグに最適な「中間の風合い」を持っている紙といえます。


③ ハトメ加工・角丸加工・穴あけ加工も映える

バガスシュガーFは紙のコシがしっかりしているため、
ギフトタグの定番加工にも向いています。

  • 穴あけ
  • 麻紐を通す
  • ハトメ金具
  • 角丸(R加工)
  • 糸でタグを固定

加工しても紙がヨレにくいのも魅力です。


4. ギフトタグの活用例(ハンドメイド・ショップ向け)

ここでは、実際の活用イメージを分類して紹介します。


① 焼き菓子ギフトの「サンキュータグ」

焼き菓子はクリーム色との相性が最高。
ナチュラルな雰囲気で、お客様への印象が一気に上がります。

  • THANK YOUタグ
  • FOR YOUタグ
  • 焼き菓子の説明カード
  • 手作りジャムのラベル

② アクセサリー作家のブランドタグ

ハンドメイドアクセサリーの
ブランドカード × ギフトタグ は特に人気。

  • ピアス台紙
  • ネックレスカード
  • ブランドロゴタグ
  • 梱包用封筒の封シール台紙

紙の落ち着いた色味が作品の上質さを引き立てます。


③ アパレル・雑貨店のギフトタグ

布雑貨・手編み小物・革小物などナチュラル系商品のタグにもぴったり。

  • ケアラベル風タグ
  • 素材説明タグ
  • ラッピング用タグ

ブランド世界観を壊さず、自然で柔らかな印象に仕上がります。


④ ギフトセットの帯紙・台紙とセットで統一感アップ

タグだけではなく、
同じ紙でラッピングを揃えるとしっかりしたブランド感が出ます。

  • 包装帯紙
  • ギフトセット台紙
  • 封筒
  • シール貼り付け用の封筒

セットで作ることで「デザイナーに頼んだような完成度」に近づきます。


👉 バガスシュガーFの商品ページはこちら

https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat571


5. 他のナチュラル紙と迷ったときの選び方ポイント

ナチュラル系の紙は種類が多く、迷いやすいジャンルです。
以下はバガスシュガーFを選ぶ際の判断ポイントです。


① 色は“クリーム寄り”が良い場合

白すぎる紙は冷たい印象になることも。
自然派の雰囲気を出したい場合はバガスシュガーFがおススメです。


② 作品の世界観を壊したくない場合

クラフト紙のように主張しすぎず、
どんな作品ジャンルにも馴染む柔らかい紙質です。


③ “エコ素材を使っています”と説明したい場合

バガス由来というストーリーは、
ブランドの価値説明にもつながります。


6. まとめ──ギフトタグひとつで世界観が変わる

バガスシュガーFは、
ギフトタグに求められる要素をすべて備えています。

  • やさしいクリーム色
  • 黒文字や線画が美しく映える印刷適性
  • 自然派ブランドと相性が良い質感
  • 紙のストーリー自体が“エコな価値”を伝える
  • 台紙・封筒・帯紙などラッピング一式の統一が可能

ハンドメイド作家のブランドづくり、
小規模ショップのラッピング、
ギフトサービスの質を高めたいときなど、
ギフトタグとして非常に活躍する紙です。

「紙1枚で、ブランドの印象は大きく変わる」──
その力を感じられる素材、それがバガスシュガーFです。


👉 ギフトタグ・ラッピングに使えるバガスシュガーF一覧はこちら

https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat571