数年前から食のトレンドになっている「ムードフード」をご存じでしょうか？

ムードフードとは「ムード」（気分）と「フード」（食べ物）をかけ合わせた造語で、気分や感情に良い影響を与え、リラックス効果や睡眠の質の向上を期待できる食品のことです。

この記事では、ストレス社会のイライラや緊張を和らげ、日常に癒しを感じられるようなムードフードをご紹介します。

まず、ムードフードとして代表的なものは、ハーブティーや緑茶です。

カモミールやラベンダー、ローズマリーなどのハーブティーには、リラックス効果と安眠作用をもたらす成分が含まれているので、寝る前に飲むのがおすすめです。

緑茶にはアミノ酸の一種「テアニン」という成分が含まれ、不安や緊張を軽減する効果があります。仕事や勉強の合間にほっと一息つきたいときにいかがでしょうか。

次に、ストレス対策にはチョコレートや発酵食品がおすすめです。アミノ酸の一種であるGABA（ギャバ）は、交感神経を抑制して、緊張やストレスを落ち着かせることが明らかになっています。

GABAは、チョコレートやヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品に多く含まれています。どれもコンビニやスーパーで手軽に買えることができるので、日常的に取り入れやすいですね。

幸せホルモンと言われるセロトニンの材料となるアミノ酸「トリプトファン」が含まれる食品もおすすめです。アーモンドやくるみなどのナッツやバナナに多く含まれているので、おやつに食べればほっこりとした気分になるかもしれません。

トリプトファンは他にも、豆腐や納豆などの大豆食品にも入っているで、食事からでも摂取できるのがうれしいですね。

ムードフードは、手軽に手に入るものがほとんどです。いつもの飲み物を緑茶にしてみたり、お菓子をチョコレートやナッツにしてみたりと気軽に取り入れることができますので、ぜひ試してみてくださいね！