大容量インクモデルプリンターと言えば、インクコストを安く抑えられることが最大の特徴です。「インク代が気になって印刷枚数をセーブしている」人は、プリンター買い替えのタイミングで検討してみてはいかがでしょうか?
今回は数ある大容量インクモデルプリンターのなかから、エプソン、キヤノン、ブラザーの3大メーカーに絞り、最新機種を各2モデルずつご紹介します。
大容量インクモデルプリンターの仕組み
大容量インクモデルプリンターは、本体に備え付けた大型のインクタンクに、ボトルから直接インクを補充する仕組みのプリンターです。ただし、ブラザーの製品だけは、通常のインク量の約3.4本分に相当する大容量のインクカートリッジと、本体に内蔵されたサブタンクを使用するもので、方式が異なります。

メーカーによって呼称が異なり、エプソンは「エコタンク」、キヤノンは「ギガタンク」、ブラザーは「ファーストタンク」です。いずれも大容量のインクを搭載したモデルを指し、インクコストに優れています。
大容量インクモデルプリンター選び方のポイント
大容量インクモデルプリンターを選ぶにあたってのポイントを2点解説します。
ポイント1:自分に必要な機能を備えた製品を選ぶ
大容量インクモデルプリンターは、単機能から多機能までラインナップが豊富です。まずは自分の用途に「スキャン」や「コピー」が必要かを確認しましょう。スキャンやコピーが必要なら複合機、必要が無いなら単機能プリンターを選ぶとよいでしょう。
「自動両面印刷」と「ADF(自動原稿送り装置)」の有無も重要なポイントです。大容量インクモデルプリンターを存分に活用するには、大量印刷に適した機能が欲しいところ。手動で紙を裏返す手間を省ける両面印刷機能はマストです。また、複数枚の書類を一度にスキャン・コピーする機会が多いなら、ADF搭載モデルを選べば作業効率が大幅に向上します。
ポイント2:設置スペースに合わせて選ぶ
大容量インクモデルプリンターは、インクがかさばる分だけ本体サイズが大きく、設置にスペースを必要とします。もし棚に置きたい場合は、高さも選択条件に入ってきます。
設置スペースと関連して、給紙方法もチェックしたいところ。背面給紙モデルの場合、後ろ側にスペースが必要になります。インク補充を本体の前面、側面のどちらから行うのかによっても、必要なスペースは変わるでしょう。
大容量インクモデルプリンター最新機種紹介
ここからは、各メーカーの大容量インクモデルプリンターの最新機種を6機種紹介します。
ADFやファックスも搭載したオールインワンタイプ エプソンEW-M678FT
出典:エプソン公式ホームページEW-M678FTは、ADFも搭載した複合機で、スキャンやコピーに加えてファックスも使用できるオールインワンタイプ。印刷コストは、今回ご紹介している製品の中でもとりわけ低く、モノクロ0.4円、カラー1.0円です。
在宅で大量の書類を扱う個人事業主や、資料作成が多い学生のいる家庭におすすめです。
EW-M678FTの特徴
・ADF(自動原稿送り装置)による業務効率化
EW-M678FTは、本体上部に最大30枚までセット可能なADFを搭載しています。大量の書類を一度にスキャン・コピーでき、作業時間を短縮できます。
・PrecisionCoreヘッドによる高画質
エプソン独自の高密度プリントヘッド技術により、高解像度印刷を実現。文字のエッジ部分を小さなドットサイズで表現するなど、微細な文字も読みやすく印刷できます。設計図などの細い線も、潰れることがありません。
・ストレスフリーな前面250枚給紙カセット
大容量の給紙カセットを前面に配置。壁際に設置したまま用紙の補充ができるうえに、最大250枚までセット可能です。印刷の途中で用紙が切れる可能性を極力、抑えます。
省スペースで設置できるスタンダードモデル エプソンEW-M638T
出典:エプソン公式ホームページプリンターとしての基本性能はEW-M678FTと同等で、大きな違いはADFが搭載されていないところです。その代わり、本体価格がEW-M678FTよりも1万円強、抑えられています。大量のコピーやスキャンが必要ない人には、コスパが良いモデルです。ADFが無いので高さが抑えられ、省スペースで設置できるのも特徴です。
EW-M638Tの特徴
・棚にも収まるコンパクト設計
EW-M678FTからADFを省いたことで、高さを約5cm削減。家庭のデスクや書棚、リビングのサイドボードなど、限られたスペースにもスッキリと設置できるサイズです。
・A4カラー1枚「約1.0円」の低コスト
大容量インクタンクの採用により、1ページあたりの印刷コストを低減。ビジネス用途としてはもちろん、家庭でも子供の学習用ドリルやWebサイトの情報のプリントアウトなど、大量印刷時もインク代をあまり気にせずに済みます。
・印刷可能ページ数10万ページの高い耐久性
本体の耐久性は10万ページ。毎日、大量に印刷する事業所でも長く使えます。
高速印刷と大容量インクタンクで大量出力も可能なビジネスモデル キヤノンGX7130
出典:キヤノン公式ホームページGX7130は、キヤノンのギガタンクシリーズの上位モデルです。SOHOや中規模オフィスのメイン機として、あるいは店舗のバックヤードでの大量印刷用として、十分な機能を備えています。
GX7130の特徴
・最大600枚の高い給紙能力
2段の前面カセット(各250枚)と背面給紙(100枚)で、合計600枚の給紙が可能。異なる用紙サイズを同時にセット可能なので、用紙の差し替えの手間を減らせます。
・全色顔料インクによるにじまない印刷
4色すべてに、にじみにくい顔料インクを採用。普通紙でも色が沈まず、マーカーを引いても文字がにじみにくいため、ビジネス文書の視認性と耐久性を高いレベルで両立しています。
・ダウンタイムを最小化するメンテナンス性
ヘッドクリーニング時に発生する廃インクを溜めておく部品を、メンテナンスカートリッジ(またはメンテナンスボックス)と言います。従来はこれが満杯になるとメーカー修理に出す必要がありましたが、本製品はユーザー自身で交換可能です。修理に出す必要がなく、その場で交換して、すぐに印刷を再開できます。
プリント機能に特化したコンパクトなプリンター キヤノンGX5130
出典:キヤノン公式ホームページGX5130は、今回ご紹介しているモデルの中で唯一の単機能プリンターです。プリンターとしての基本機能はGX7130と同等なので、コピーやスキャンの機能は必要ないが、プリンターとしては高機能の製品が欲しい人に適しています。
GX5130の特徴
・高さ238mmの低背設計
スキャナー機能を省いたことで、GX7130と同等の印刷性能を持ちながら薄型化を実現しています。店舗のカウンター下やラックの隙間など、高さが限られる場所への設置に便利です。ただし、給紙カセットが1段なので、給紙枚数はGX7130よりも少ない350枚です。
・カウンター業務に最適な高速プリント
GX5130は、モノクロ毎分24ページ、カラー毎分15.5ページという高速印刷が可能です。処方箋や領収書など、顧客をなるべく待たせたくない場面において、スピーディーな出力が可能です。
・前面から一目でインク残量わかる
インクタンクのインク残量が、本体前面の窓から確認できます。補充作業も簡単で、インク切れによるトラブルを防げます。
大容量インクに対応したエントリーモデル ブラザーDCP-J1270N
出典:ブラザー公式ホームページDCP-J1270Nは、実売価格が3万円を切る大容量インクモデルです。このタイプのプリンターは、本体価格が高めの製品が多いなか、DCP-J1270Nはコピーやスキャンもできる複合機でありながら、コスパの良いモデルです。スマホ対応でストレスフリー設計のため、プリンターに不慣れなユーザーにもおすすめです。
DCP-J1270Nの特徴
・スマホアプリBrother Mobile Connectで簡単印刷
iPhoneでもAndroidスマホでも、スマホから写真やドキュメントを印刷できます。コピーやスキャン、インク残量の確認などもスマホアプリで可能です。
・急なインク切れにも対応可能なファーストタンク
ブラザーのファーストタンクは、標準カートリッジの約3.4本分の大容量カートリッジを使用しています。さらに、本体には約200ページの印刷が可能なインクが入るサブタンクが内蔵され、カートリッジのインクが無くなっても、印刷を継続できます。
・使い心地にこだわったストレスフリー設計
本体をタッチパネル液晶で簡単に操作できます。給紙もインク交換もすべて前面から簡単に行え、交換の手間が最小限になっています。プリンターの後ろや横にスペースを作る必要もなく、狭いワンルームや書斎でも場所を選ばず設置可能です。
1台5役で使える電話器付きモデル ブラザーMFC-J4950DN
出典:ブラザー公式ホームページMFC-J4950DNは、プリント、コピー、スキャンの機能に加えて、ファックス、電話も使える1台5役の製品です。スペースが限られる小規模オフィスや個人商店において、省スペースと低コストを1度に実現できる製品となっています。
MFC-J4950DNの特徴
・コードレス子機付きの複合機
MFC-J4950DNの特徴は、大容量インクモデルでありながら、コードレス電話機が標準付属しているところです。仕事上、ファックスや電話での応対が不可欠な事業所や商店にピッタリの製品となっています。
・ファクスクラウド転送で場所を選ばず仕事ができる
受信したファックスデータを、クラウドに転送できます。クラウドのデータを保存しておけば、外出先から内容を確認できるだけでなく、同僚との情報共有にも役立ちます。
・便利な電話機能
本製品の電話には、登録した番号からの電話には着信音を鳴らさない「おことわり機能」や、夜中に着信音を鳴らさない「おやすみモード」などの機能が搭載されています。受話器を持たずに会話できるスピーカーホン通話も可能で、電話機としての機能も充実しています。
大容量インクモデルプリンター6機種のスペック比較表
| 項目 | EW-M678FT | EW-M638T | GX7130 | GX5130 | DCP-J1270N | MFC-J4950DN |
| メーカー | エプソン | エプソン | キヤノン | キヤノン | ブラザー | ブラザー |
| 発売年 | 2025 | 2025 | 2025 | 2025 | 2025 | 2025 |
| 実売価格(税込) | 4万9200円 | 3万6700円 | 6万8809円 | 5万1205円 | 2万7693円 | 4万7300円 |
| サイズ(W×D×H mm) | 375×347×240 | 375×347×187 | 399×410×314 | 399×416×238 | 390×343×148.5 | 435×343×180 |
| 質量(kg) | 7.3 | 5.7 | 13.1 | 9.0 | 6.3 | 8.9 |
| カラー印刷速度(ipm) | 9.0 | 9.0 | 15.5 | 15.5 | 9.0 | 19.0 |
| モノクロ印刷速度 (ipm) | 18.0 | 18.0 | 24.0 | 24.0 | 15.0 | 20.0 |
| カラーインクコスト(A4) | 1.0円 | 1.0円 | 2.2円 | 2.2円 | 6.1円 | 4.1円 |
| モノクロインクコスト(A4) | 0.4円 | 0.4円 | 0.8円 | 0.8円 | 1.0円 | 0.8円 |
| 印刷解像度 (dpi) | 最高4800×1200 | 最高4800×1200 | 600×1200 | 600×1200 | 最大1200×6000 | 最大1200×4800 |
| Wi-Fi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 自動両面印刷 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 最大用紙サイズ | A4 | A4 | A4 | A4 | A4 | A4 |
| 最大給紙枚数 | 250枚 | 250枚 | 600枚 | 350枚 | 151枚 | 151枚 |
***
大容量インクモデルのプリンターの最新機種を紹介しました。インクコストの安さが最大の特徴ですが、機種ごとの違いもあります。この記事を参考に、自分に合った製品を選んでください。
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