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店長ぼんやり日記

ChatworkにAIを繋いでみた話 AIプロジェクト格闘記|番外編

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番外編:ChatworkにAIをつないでみた話

【番外編】ChatworkにAIをつないでみた話|ジェイソンって13日の金曜日じゃないの?

2026年4月更新|松本洋紙店 店長 松本

AIプロジェクト格闘記、本編とは別に今回は「番外編」をお届けします。メールのデータ整理と並行して、じつは別のことにも手を出してしまいました。ChatworkというビジネスチャットツールにAIを接続してみたのです。設定作業はほぼ玉砕しかけましたが、詳しいスタッフに助けてもらってなんとか動くところまでたどり着きました。「ジェイソンファイル」という言葉を聞いたとき、頭に浮かんだのが13日の金曜日と厚切りジェイソンだったのは私だけでしょうか(笑)。

1|そもそもなぜChatworkとAIをつなごうと思ったのか

松本洋紙店では、スタッフや外部のメンバーとのやりとりにChatworkを使っています。商品の在庫確認、納期の相談、外部業者さんとのちょっとしたやりとり……気づいたら膨大なメッセージが溜まっているんですよね。

「あの件、どのルームだっけ?」「先週誰かが言ってたマニュアルどこにある?」という状況が日常茶飯事でして。1個1個探すのが本当に面倒なんです。

そこで思ったのが、「AIとChatworkをつないで、会話を横断的に検索したり、まとめて指示を出したりできないか?」ということでした。本編でやっているメール整理プロジェクトと同じ発想です。情報が散らばっているなら、AIに一本化してもらえばいい。

🌿 店長コメント
メールもChatworkも、情報が「どこかにある」はずなのに「どこにあるかわからない」という状態が一番困るんですよね。結局また本人に聞いてしまう……という無限ループ。AIで断ち切りたいと思いました。

2|設定の壁|単語がわからないと検索もできない

さっそく自分で調べ始めたのですが、これが全然わからない(笑)。

「API接続」「MCP接続」「エンドポイント」「認証」……調べれば調べるほど知らない単語が出てくるんです。わからない単語をさらに調べたら、またわからない単語が出てくる。まるでロシアのマトリョーシカ人形みたいな状態でした。

ネットのマニュアルも「まずAPIキーを取得して……」と書いてあるんですが、「取得ってどこで?」「どのページ?」という入口の部分がどこにも書いてない。ある程度わかっている人向けに書かれているので、ゼロから始める人間には壁が高すぎるんですよ。
ナントカプロトコルってのはミッションインポッシブルの映画で出てきた単語みたいです。

💡 たとえるなら……
ネットのマニュアルって、料理レシピで言うと「下ごしらえができている状態から」スタートするレシピなんです。「野菜を洗う」「皮をむく」「切る」という部分は省略されている。初めて料理する人には「え、そこから?」となりますよね。それと同じです。しかも道具何使うか分からないし

3|スタッフに助けてもらった話

一人でやるのを諦めて、詳しいスタッフに「ちょっと教えて・・・いただきたい・・(汗)」と時間をとってもらいました。

パソコンの前に並んで、画面を見ながら一緒にやっていく形です。「ここをクリック」「次はここ」と教えてもらいながら進めると、自分一人では絶対にたどり着けなかったページにあっさり到達できる。この「最初の一手」を教えてもらえるかどうかで、かかる時間が10倍以上変わるなと思いました。

AIにいろいろ聞けるようになっても、最初の設定だけは「人間に教えてもらう」が一番早いというのが正直なところです。AIも「こういう設定をしてください」とは言ってくれるんですが、自分の画面のどこを見ればいいかは教えてくれませんから(笑)。

🌿 店長コメント
「AIがあれば何でも解決」と思いがちですが、AIを使えるようにするための最初の設定は、やっぱり人の力を借りるのが一番です。恥ずかしがらずに「教えて」と言える環境って、じつは最強のツールかもしれないですね。

4|ジェイソンファイルって何者?

設定を進める中で「JSONファイルを書き換えてください」と言われました。

「ジェイソン」と聞いた瞬間、頭の中に浮かんだのは……13日の金曜日のジェイソンか、厚切りジェイソンか、どちらかでした(笑)。もちろんどちらも正解ではありません。

JSONというのは、コンピューターがデータをやりとりするときに使う「書き方のルール」のことです。人間で言うと、履歴書みたいなものです。「名前はここに書いて、住所はここに書いて」という決まったフォーマットがある。JSONもそれと同じで、「この項目はここに、この値はここに」という形式で情報を整理したファイルです。

このJSONファイルの中に、「ChatworkのAPIキー(接続用の合言葉)」などを書き加えることで、AIがChatworkと話せるようになる仕組みでした。難しそうに聞こえますが、やることは「決まった場所に決まった情報を書き写す」だけです。スタッフが隣にいてくれたおかげで、間違えずに書けました。ただこれはハードル高い!!!

💡 JSONをひとことで言うと……
コンピューター向けの「履歴書」です。名前・住所・連絡先が決まった場所に書いてある、あの書類。JSONも同じで、「項目名:内容」という形式で情報が整列しています。恐ろしいものではありません。ジェイソンVoorhees(13日の金曜日)とはまったく関係ありません(笑)。ってかあの映画もうやってないのかな。

5|つながった!で、何ができるの?

無事にChatworkとAIが接続できました。現時点でできるようになったこと、やりたいことをまとめるとこんな感じです。

やりたいこと 内容 状況
過去のやりとりを横断検索 「あの件どこだっけ」を解決 ✅ 接続完了・試験中
複数ルームをまとめて確認 1か所からまとめて状況把握 ✅ 動作確認済み
マニュアルをすぐ引っ張り出す 「あのマニュアル共有して」をAIに頼む 🔧 今後試したい
チャットへの一括指示 AIからChatworkに指示を出す 🔧 今後試したい

まだ使い始めたばかりなので「すごい!」という場面には至っていませんが、「つながった」という事実だけでも十分に嬉しかったです。これが使いこなせるようになったら、また報告します。メッセージも送れるので、月曜日の9時にこのメッセージをAさんBさんCさんに送っておいてということもできそうです

よくある疑問(FAQ)

Q. ChatworkとAIを接続するのは難しいですか?
A. 正直なところ、一人でやろうとするとかなり難しいです。設定の入口がわかれば作業自体は単純なのですが、その入口にたどり着くまでが大変でした。詳しい人に最初だけ教えてもらうのが、一番の近道だと思います。

Q. JSONファイルって自分で書き換えないといけないんですか?
A. 今回の接続ではJSONファイルに一部情報を追記する必要がありました。とはいえ「決まった場所に決まった情報をコピペする」という作業なので、書き方がわかってしまえば難しくはありません。スタッフが隣でサポートしてくれたので助かりました。

Q. ChatworkとAIを接続すると何が便利になりますか?
A. 複数のルームに散らばった情報をまとめて確認したり、過去のやりとりを横断的に検索したりできるようになります。「あの件どこに書いてあったっけ?」という状況が減ることに期待しています。

Q. API接続とMCP接続って何が違うんですか?
A. 正直なところ、私もまだ完全には理解できていません(笑)。ざっくり言うと、どちらも「外部のサービスとAIをつなぐ経路」のことです。接続する方法や対象が少し異なるようですが、今回の私の目的(Chatworkとつなぐ)には関係ない部分なので深追いしていません。

Q. 設定でわからないことはAIに聞けますか?
A. 概念や手順を教えてもらうことはできます。ただ「自分の画面のどこを見ればいいか」という具体的な場所は教えてくれません。そこだけは、実際に画面を一緒に見てくれる人間の方が頼りになります。AIと人間の得意・不得意をうまく使い分けるのが大事だと感じました。

Q. 小さな会社でもChatworkとAIの連携は意味がありますか?
A. むしろ小さな店の方が効果的かもしれません。専任のシステム担当者がいない分、情報の管理や検索に時間を取られがちです。AIが「情報を探す手間」を減らしてくれれば、その時間を接客や商品選びに使えます。まだ使い始めたばかりですが、期待しています。

まとめ
今回の番外編、ChatworkとAI接続の話をまとめます。
できごと ひとこと
接続を思い立った理由 Chatworkの情報が散らばっていて探すのが面倒だったから
自力での設定 単語の壁に阻まれて玉砕。一人では入口すら見つからなかった
スタッフのサポート パソコンの前で一緒にやってもらい、あっさり解決
JSONファイルとは 13日の金曜日でも厚切りジェイソンでもなく、データの書き方のルール(笑)
今の状況 接続完了。複数ルームの横断確認などを試験中

📌 次回(本編 Vol.4)の予告
番外編はここまで。本編の「AIプロジェクト格闘記」では、引き続きメールデータの整理作業を進めています。Vol.3で取り組んだ「質問メールの再抽出」と「質問+返信のセット化」、その後どうなったかをVol.4でお伝えします。うまくいったのかどうかも含めて、正直にご報告します。