ふと浮かんだアイデアや、読書中にハッとした言葉、誰かとの会話で得た気づき。そんな日々の生活の中にあるちょっとしたことを「なんとなく覚えておこう」と思ったものの、結局そのまま忘れてしまった…なんてことはありませんか?
せっかくの気付きや考えを忘れないためにおすすめなのが「コモンプレイス手帳術」です。
この記事では、コモンプレイス手帳術とはなにか、メリットや始める方法などを解説していきます。
コモンプレイス手帳術とは?

コモンプレイス手帳術とは、自分の思考や感情、興味などを書き留め整理する記録術です。古くは16世紀から存在するという手法で、あのレオナルド・ダ・ヴィンチも使っていたといわれています。
人間はその日にあったことや思ったことを、翌日には7割以上も忘れてしまうと言われています。忘れず覚えておく方法のひとつは、書き留めておくこと。ふと思ったことやなんとなくいいと感じた言葉などを書き溜め、コモンプレイス手帳術で整理しておけば、後から見返してもわかりやすく記憶が定着しやすくなります。
また、コモンプレイス手帳術は思考の“見える化”にも役立ちます。漠然としたアイデアも、言語化して書くことで輪郭がはっきりしてくるでしょう。なんとなく思っていたことが「こうすればいいんだ」と整理されていく過程は、思考のブラッシュアップそのものです。
コモンプレイス手帳術のやり方

ここからは、コモンプレイス手帳術を始める具体的な方法を紹介します。
【用意するもの】
・ノートや手帳
・ペン
・色ペンやシールなど、書いたことを色分けできるもの
1.ノートや手帳に日々思ったことや気になることを書き留める
まずは、あなたが思ったことを、なんでもノートや手帳に書いていきましょう。暮らしの中で思ったこと、人から言われてハッとした言葉やキレイだと感じたもの、行きたいお店や場所など、興味のあることや印象に残った出来事など。「こんなこと書いて意味ある?」と思うようなことでも、なんでも書いていくのがポイントです。
2.書いたことジャンル分けして「KEY」を作る
思ったことをどんどん書いていくうちに、少しずつ自分が何に興味があるのか、わかるようになってくるでしょう。それを「KEY」としてジャンル分けしていきます。「KEY」とはキーワードのこと。ジャンルは「趣味」「仕事」「アイデア」「やりたいこと」「将来」など、なにかで揃える必要もなく、何でもかまいません。
あらかじめKEYを決めてから書き留めていく方法もありますが、最初はとにかく気になったことを書いて、ゆるくKEYを作ってジャンル分けするのがおすすめです。
3 KEYの色を分けて目印をつけていく
KEYが決まったら、それぞれにペンやシールの色を割り振ります。手帳やノートの1ページを使って組み合わせを一覧にしておくのがおすすめです。
そして、書き留めた内容にペンで色をつけたりシールを貼ったりして目印をつけていきます。こうすると、そのときどんなことに興味があって何を考えていたかが、後から見てもわかりやすく整理できます。
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コモンプレイス手帳術は、とにかく思ったことを書き留めて、ジャンル分けして色を付けていくという簡単な思考整理方法です。書くことはなんでもかまわず、文章にする必要もないので、日記がいつも三日坊主になってしまう人にもおすすめです。
日々、自分がどんなことを考えているか知ることは、自己分析、思考力や発想力の向上、感情の整理など、さまざまな面で役立つでしょう。
ぜひお試しください!
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