商品タグやパッケージ台紙、ブランドカード――
お客様の手に触れる「最初の接点」となる紙には、見た目の印象だけでなく、ブランドの世界観や価値観まで伝える力があります。
今回ご紹介する「アースボード」は、自然な風合いとしっかりとした厚みを兼ね備えたクラフトボード。小ロットのブランド運営や雑貨・アパレル系の販促物を手がける方にとって、ブランドイメージに“ナチュラルな存在感”を添えたい場面で頼れる紙素材のひとつです。
1. 「アースボード」とは? ― 紙の表情と特長を紹介
アースボードは、クラフト紙特有のざらりとした手触りと、ナチュラルな色味が特徴の紙素材です。名称にもある「earth(地球)」の通り、紙本来の風合いを活かした仕上がりで、表面にうっすらと繊維の表情が見られるのがポイントです。
その中でもこの厚さは、印刷用紙の中でもかなりしっかりとした部類に入ります。数字だけではピンとこない方も多いと思いますが、0.49mmという厚さは、一般的なハガキ用紙(約0.2mm~0.22mm)よりもやや厚め。パッケージの台紙や吊り下げタグ、什器用のパーツなど、“強度”を求められるシーンにも対応しやすいスペックです。
2. どんな使い方ができる? ― 小規模ブランドの現場で活躍する用途例
◆ 商品タグに
特にアパレルやハンドクラフトブランドでは、タグの素材選びひとつで「世界観の統一」や「ナチュラル・サステナブル」といった印象を届けることができます。アースボードは、そうしたブランド姿勢を自然に反映できる素材です。
厚みがあるため、穴あけなどの加工も行いやすく、紐通しタイプのタグにもおすすめです。
◆ 台紙やブランドカードに
アクセサリーや小物などを販売する際に使われる「台紙」。これも商品の魅力を引き立てる重要なツールのひとつです。アースボードのクラフト感は、手づくりの温もりや天然素材のイメージを持つ商品と相性がよく、装飾を最小限にしたシンプルな台紙でも十分に存在感を放ちます。
ブランドのロゴをスタンプや箔押しで加えるだけでも、自然な高級感を演出できるのが魅力です。
◆ POPやディスプレイ素材にも
店舗で使う小さめのPOP、什器の一部やメッセージカードなどにも活用できます。軽すぎず自立性があるため、シンプルな形状であれば立てて使うこともできます。
3. ナチュラル×しっかり厚手 ― エコと高級感の“ちょうどよさ”
ブランドイメージを「自然派」「サステナブル」「丁寧な暮らし」といった方向性で表現したい場合、素材の選び方はとても重要です。アースボードは、派手さはありませんが、質感や見た目から「環境への配慮」や「素朴な美しさ」を感じさせる紙です。
それでいて、しっかりと厚みとコシがあるため、クラフト紙にありがちな“粗さ”を上品に抑えたバランスが好印象。
こうした点から、ブランドの価格帯や客層に応じて“選びやすいクラフト紙”として採用されることも多いようです。
4. 加工や印刷はどう? ― 制作時の注意点と工夫
● 断裁・抜き加工に対応
こちらは、用途に合わせてサイズを指定してカットしてもらうことができます。台紙やタグ、パーツごとに違うサイズが必要な場合も、事前に相談しておくとスムーズです。
また、厚みがあるため、型抜きやトムソン加工(抜き型での加工)も視野に入れると、オリジナル性の高い資材が制作できます。
● 印刷について
レーザープリンタでの印刷にはある程度の対応性が見られるようですが、紙の色が濃いため、淡色のインクや繊細な写真表現などには不向きなこともあります。
ロゴやブランド名などを印字する際は、黒や濃いめのインクを使ったり、箔押し・活版印刷などの加工を組み合わせることで、印象的な仕上がりにできそうです。
5. 購入前に確認したいポイント
✔ サイズ
アースボードは、A4サイズとA3サイズが用意されており、用途や加工に合わせて選べます。
✔ 色味の個体差について
クラフト紙は紙の製造ロットや自然素材由来の要素により、若干の色の差や繊維のムラが出ることがあります。そうした「一点もの感」も魅力として楽しめる場面もあれば、色合わせがシビアな印刷物には注意が必要です。
6. ブランドの印象を“紙”で伝えるという選択
ブランドにとって「パッケージ」「タグ」「カード」などの紙製品は、“沈黙の営業マン”とも言われる存在。声を出さずとも、その佇まいだけで世界観や価値観を伝えてくれるツールです。
アースボードのようなクラフト紙を選ぶことで、お客様に届けたいメッセージやストーリーが、より自然に伝わるかもしれません。
商品ページはこちらから
ご紹介したアースボードは、以下の商品ページからご確認いただけます。
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サイズ・枚数・加工オプションなど詳細も掲載されています。
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ご希望サイズへの断裁も対応していますので、まずは用途に合わせた形でご検討ください。