こんにちは!現役のボードゲームカフェ店員の「たかみぃ」です。
この記事では、ボドゲのプロの観点から、“ビジネスに活かせる”テーマのボードゲームやカードゲームをご紹介していきたいと思います。
今回は「相手の意図を汲み取る力が身につくゲーム」として、「花火」を紹介します。
ビジネスでは報連相(ほう・れん・そう)の重要性を説かれますが、すべてを完璧に伝えることは不可能です。情報を受け取る側も、相手の言葉に隠された意図を読み取って動くことが求められます。
「花火」で、言外の意味を汲み取る力を身につけましょう。
自分の手札が見えない状態での数字並べ
「花火」は、制限された会話の中でカードを並べる協力ゲームです。
カードは5色あり、1から5までの数字が書かれています。色ごとに1から順に数字カードを並べ、5まで並ぶと完成。5色すべての完成が目的です。このルールを破ってカードを出してしまうとミスとなり、3回ミスするとゲームオーバーです。
最大の特徴は写真の様にカードを裏向きで持つため、自分の手札が分からない点です。よって、お互いが手札を理解できるように、ヒントを出し合う必要があります。
ヒントを出す時は「数字」または「色」からひとつ指定して、該当する手札を指し示します。
写真の状況で、今出してほしいカードが黄色4だとします。「黄色のカード」を教えようとすると、黄色4と黄色5を指して「この2枚が黄色だよ」と伝えなくてはなりません。
でも「4のカード」なら黄色4の1枚だけを指して伝えられるので、相手も「いま4を出せるのは黄色だけだから、指で指された黄色4で、これを出して欲しいのでは?」と察してくれるかもしれません。
これを時計回りに繰り返します。
伝える力と察する力の大切さ
- 他人の立場になって考える力が磨かれる
- 伝える側もヒントを出す技量が求められる
- 時には危険な綱渡りを求められる絶妙なゲームバランス
ヒントを出す回数にも制限があるため、効率的な思考と立ち回りが求められます。シンプルなのに奥深いゲームです。

参考価格:1,760円(税込)
対象年齢:10歳以上
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:30分
メーカー:ホビージャパン