紙のコラム

化粧水って何を使えばいいの? 奥さんの化粧品をそのまま使ったらだめ?

最近は男性もスキンケアに気を使う方が増えてきました。

アンチエイジングの流行から、若い男性だけでなく40代以降のユーザーに向けた商品も多く販売されるようになりました。

とはいえ、ラインナップが増えると何を選べばいいのか分からなくなるのが困りもの。
そもそも、なぜ男性用のスキンケア商品があるのでしょうか。
奥さんの化粧品をそのまま使ってはいけないのでしょうか。

そんな疑問を少し深掘りしてみました。

化粧水02大前提として、男性と女性は肌の状態が大きく違います。
男性の肌は水分量が少なく、女性のおよそ半分と言われています。
そして、その水分不足を補うために分泌される皮脂量は女性の3倍です。

さらに、シェービングによって日常的に肌に刺激を受けやすいため、たるみやシワといったエイジングサインも出やすくなっています。

こうした男女の肌状態の違いから、女性向けの化粧品では男性特有の肌トラブルに有効な成分が配合されていない場合があります。

化粧水03男性向けの商品ならどれを使っても良いわけではなく、自分の肌の状態に合ったものを選ぶことが大切です。

たとえば、乾燥や敏感肌に悩む男性が、脂性肌の人に向けた脱脂性の高い洗顔を選ぶと、かえって乾燥肌が悪化してしまいます。

スキンケアの基本は3ステップ。「洗う」「潤す」「守る」です。

肌の汚れを洗い流す「クレンジング」や「洗顔料」。必要な水分や油分を供給し、健康な肌状態を保つ「化粧水」「美容液」「乳液」。
そして、日焼けやシミの原因を防ぐのが「日焼け止め」や「ファンデーション」です。

各工程の役割を理解したうえで、自分の悩みに合った化粧品を使いましょう。