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どうやって選べばいいの?プリンターの選び方と2025年最新おすすめ製品のご紹介

2025年最新おすすめプリンター

紙のブログでは、これまでにいろいろなタイプの新作プリンターをご紹介してきました。しかし、同じシリーズでも仕様や用途が異なることもあり、いまいち自分に合ったプリンターがピンと来なくて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、2025年前半の総括として、2024年下半期から現在にかけて発売された最新プリンターのなかから、自信を持っておすすめするプリンターをご紹介します。ちょうどプリンターの買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

どちらを選ぶ? プリンターの特徴を決める4つの要素

ここでは、お目当てのプリンターを絞り込むために、4つの要素をピックアップします。機能や印刷方式、カラーの有無などは、用途によって求めるものが変わってきます。それぞれの要素が持つ意味と強み、弱みを理解して、必要な条件を設定しましょう。

要素①:複合機と単機能

プリンターの中には、コピーやスキャンもできる複合機と、印刷機能のみの単機能プリンターがあります。複合機の中にはファックスの機能を備えた製品もあります。

コピーやスキャンの機能が必要ない人は、単機能プリンターを選べば、費用が抑えられます。
例外として、単機能プリンターの中には、プロの写真家も使用するような、極めて高精細の写真を印刷できる製品もあります。このような高画質プリンターは、単機能でも高価です。

要素②:インクジェットとレーザー

機種による違いはありますが、一般的にはインクジェットプリンターの方が写真印刷には適しています。文書も写真も印刷したいなら、インクジェットプリンターがおすすめです。

レーザープリンターは、文字をくっきり印刷できます。文書の印刷がメインになるなら、レーザープリンターを候補に含めるといいでしょう。

要素③:カラーとモノクロ

写真も印刷するなら、カラープリンターが推奨ですが、文書のみを印刷するならモノクロプリンターを選ぶのも手です。表やグラフにカラーを使わなくていいなら、インクもブラックしか使わないモノクロプリンターの方がインク代も抑えられます。もちろん、プリンター本体の価格もカラーより安くなっています。

インクジェットプリンターには、基本のCMYKに加えて中間色のインクを搭載した製品もあります。基本的には、インクの色数が増えるほど高精細な印刷ができるので、画質にこだわる人は、インクの色数が多いものを選びましょう。

要素④:カートリッジと大容量インクタンク

インクジェットプリンターのインクを供給方法には、インクカートリッジとインクボトルからタンクにインクを注入するタイプとがあります。大容量インクタンクを搭載したプリンターは、インクコストが安いので、大量印刷向きです。

エプソンのホームページに記載されている情報によると、1年間にインクカートリッジを1セット以上、または500枚入りのA4コピー用紙を1冊以上使用する人の場合は、大容量インクタンクを搭載したプリンターの方がお得とのことです。

2025年最新!おすすめプリンター紹介

ここからは、2025年前半時点でのおすすめのプリンターを紹介します。2024年後期以降に販売された製品の中から、用途別におすすめをセレクトしています。

写真がキレイに印刷できるEP-887AW/AB/AP

エプソン EP-887AW/AB/AP 出典:エプソン公式ホームページ

EP-887Aは、6色インクを搭載した写真をキレイに印刷できる複合機です。ボディカラーが3色あり、インテリアに合わせたカラーが選べるのも特徴となっています。

EP-887AW/AB/APの特徴

高精細な写真が印刷できる6色インク搭載
EP-887Aには、基本となるブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に加えて、ライトシアンとライトマゼンタの合計6色のインクが搭載されています。

写真を綺麗に印刷できるので、写真印刷や年賀状作成に使用するプリンターを探している方におすすめです。

選べる3色のボディカラー
プリンター本体色は、ホワイトのみ、ブラックのみという製品も多いのですが、本製品はホワイトとブラックのほかにピスタチオグリーンを加えた3色が用意されています。

スマホだけでも操作ができる
本製品は、パソコンがない家庭でも、スマホでセットアップしたり、スマホからプリントしたりできます。家庭で手軽に使えるプリンターです。

インクコストが低く大量印刷に適したGX7130

キャノン GX7130 出典:キヤノン公式ホームページ

印刷コストが低い、大容量インクタンクを搭載した複合機です。ファックス機能も搭載しているので、ビジネスで使用する方にも適した製品です。

GX7130の特徴

モノクロ約0.8円、カラー約2.2円の低コスト
GX7130のA4普通紙1枚当たりのインクコストは、モノクロ約0.8円、カラー約2.2円です。

インクを補充する際に使用するインクボトルは、1本でブラック約6000枚、カラー約14000枚の印刷が可能なので、インクを補充する手間も少なくなります。

大量給紙が可能なカセットと汎用性が高い後トレイ
上下2段の用紙カセットに250枚ずつ、後トレイにも100枚と、合計 600枚も給紙できます。後トレイには、はがきや封筒といった特殊な用紙をセット可能です。

ファックス機能も充実
ファックスは、高速電送が可能なスーパーG3規格に対応しています。受信したファックスは、自動両面プリントが可能。さらに、送信時はデータを直接、送信でき、用紙を節約できます。

バッグにも入るモバイルプリンターTR163

キャノン モバイルプリンターTR163 出典:キヤノン公式ホームページ

TR163は、コンパクトなサイズのモバイルプリンターです。外出先で印刷できるので営業のお供に向いています。プリンターを省スペースで収納したい人にもおすすめです。

TR163の特徴

ビジネスバッグにも入るコンパクトサイズ
TR163は、322×185×66mmのコンパクトなサイズです。ビジネスバッグにも入る大きさで、外出時でも必要な書類をその場で印刷できます。オフィスでもデスクの引き出しに入るサイズなので、収納場所に困りません。

非常にコンパクトな製品ながら、給紙は最大50枚可能、ハガキも20枚までセットできます。

定型文書のデータを本体に保存可能
TR163は、本体に定型文書データを5つまで保存可能です。顧客に渡す帳票類や打ち合わせで使う資料を保存しておくと、必要なときにすぐに印刷出来て便利です。

オプションの外付けバッテリー
オプションの外付けバッテリーを取り付ければ、電源の取れない環境でも長時間、稼働できます。このバッテリーはACアダプターに加え、USBケーブルによる充電も可能。出先でもモバイルバッテリーや車のカーソケットから、バッテリーを充電できるので、充電切れの心配をせずに済みます。

印刷スピードが速いレーザープリンターSatera LBP732Ci

キャノン レーザープリンターSatera LBP732Ci 出典:キヤノン公式ホームページ

Satera LBP732Ciは、今回ご紹介している製品の中では唯一のレーザープリンターです。カラー・モノクロともに毎分38枚の高速で印刷が可能なので、業務効率を重視したい事業所などにおすすめです。

LBP732Ciの特徴

毎分38枚の高速印刷
LBP732Ciは、毎分38枚の高速印刷が可能なプリンターです。カラー、モノクロ、さらに両面印刷のいずれも、片面印刷とスピードが変わりません。

最大で2660枚の大量給紙が可能
標準カセットに660枚、手差しトレイに100枚の給紙が可能です。このカセットはオプションで最大3段まで増設でき、これにより給紙も最大2660枚もの大容量が実現します。

●ICカードを使ったセキュリティ対策
不正なプログラムによる改ざん検知の機能や、パソコンから印刷を指示しても直ぐには印刷されず、本人確認後に印刷を行う留め置き印刷の機能など、セキュリティを高める機能も搭載しています。オプションで、ICカードを使った個人認証システムと連携させた認証プリントも可能になります。

定額料金で使用するプリンターPX-M890FX

エプソン 月額料金使用のプリンター PX-M890FX 出典:エプソン公式ホームページ

この記事は、プリンターを購入して使用することを前提にしていますが、月額料金で使用するプリンターもあります。PX-M890FXは、規定の枚数までは追加料金なしで印刷できるサブスクリプション契約を結んで使用する複合機です。

PX-M890FXの特徴

基本印刷枚数までは印刷し放題
PX-M890FXは、エプソンのスマートチャージというサービスを契約して使用するプリンターです。オール・イン・ワンプランの基本印刷枚数は、モノクロ1000枚、カラー400枚。この範囲までなら追加料金は発生しません。

インクや保守サービスの料金もプランに含まれているので、月々の定額料金だけでプリンターが使用できます。

印刷スピードが速く、ファーストプリントも高速
PX-M890FXの印刷スピードは、カラー・モノクロともに毎分25枚の速さです。ファーストプリントタイムもカラー約5.3秒、モノクロ約4.8秒と、プリント待ちの時間も少なくなっています。

大容量のインクパック搭載
PX-M890FXは、インクカートリッジでも大容量インクタンクでもなく、インクパック方式が採用されています。インクパックを交換して、インクを補充します。

2025年最新 おすすめプリンター5機種のスペック比較表

製品名 EP-887A GX7130 TR163 LBP732Ci5 PX-M890FX
参考価格 3万3780円 6万8000円 2万7500円 13万8501円
コピー・スキャン × ×
ファックス × × ×
本体サイズ
(幅×奥行×高さmm)
349

×

340

×

142

399

×

410

×

314

322

×

185

×

66

458

×

464

×

443

425

×

535

×

413

カラー

印刷速度
(A4文書 毎分)

15.5枚 5.5枚 38枚 25枚
モノクロ

印刷速度
(A4文書 毎分)

24枚 9枚 38枚 25枚
印刷解像度
(dpi)
5760

×

1440

600

×

1200

4800

×

1200

9600相当 4800

×

1200

Wi-Fi
自動両面印刷 ×
最大用紙サイズ リーガル リーガル リーガル A4(カセット) リーガル
最大給紙枚数 101枚 600枚 50枚 740枚 330枚
カラー

印刷コスト
(A4文書)

約13.9円 約2.2円 約14.8円 約13.9円
モノクロ

印刷コスト
(A4文書)

約0.8円 約7.6円 約3.4円

***

用途に合ったプリンターの選び方と、2025年最新のおすすめプリンター・複合機をご紹介しました。

高機能・多機能な製品は魅力的ですが、その分、本体も高額になります。用途に合わせて機能を絞れば、その分だけコストを抑えられます。おすすめした製品の機能や価格を吟味して、自分に合った製品を選んでください。

そして、買い替えたプリンターの用紙をお求めの際は、ぜひ松本洋紙店にご用命ください。

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