夏といえば、気をつけなければいけないのが強い日差し。日焼け止めをした方がいいことは知っていても、いまいちその重要性について分かっていない方が多いのではないでしょうか。
日焼け止めは、紫外線や外的刺激から肌を守るためのものです。強い日差しを長時間肌に直接浴びてしまうと、シワ、たるみ、シミ、そばかすなど、さまざまな悪影響が出てしまいます。
目次
紫外線が肌にダメージを与える仕組み
紫外線は波長の長さ順にA波、B波、C波と分けられ、長いほど肌をよく透過します。
A波は一番肌の奥深くまで届き、活性酸素を発生させることで真皮のコラーゲンを破壊。それによって肌は弾力を失い、シワやたるみを引き起こします。
B波は肌の奥までは届かないですが、エネルギーが強いため、肌を赤く炎症させたり、メラニン色素を沈着させて褐色にします。いわゆる日焼けのイメージに近いのがこちらで、シミやそばかすの原因になります。
C波はオゾン層で防がれるため、対策する必要はありません。
日焼け止めのPAやSPFという表記がありますが、PAはA波を防ぐ効果、SPFはB波を防ぐ効果を表します。
日焼け止めを正しく使って快適な夏を
具体的に紫外線の悪影響がわかったところで、正しい日焼け止めの使い方も覚えましょう。
日焼け止めを顔に塗る前に手のひらで伸ばすと、塗りムラが出てしまいます。指にとって、両頬、あご、おでこ、鼻の5箇所に置いてから伸ばすと効果的です。まぶたや鼻の側面、耳や首の後ろも塗り忘れが多いので注意が必要です。また、2〜3時間おきに塗り直すことで効果が持続します。
紫外線をしっかりガードして、夏を安全に楽しみましょう!