加齢や目の酷使によって、手元や細かい文字が見づらくなるのはよくあることです。また、左右の視力が違ったり、乱視によって対象物がはっきり見えなかったりすることもあるでしょう。
もちろん専用の眼鏡を掛ければ手元は見やすくなるので、眼鏡による矯正は可能です。しかし、用途によって眼鏡を変えるのは面倒なうえに、レンズの上部と下部で見え方が違う遠近両用眼鏡は、使い方にコツがいるのが悩ましいところ。
そんなお悩みを解消するのが、この記事で取り上げるViXionのオートフォーカスアイウェアです。
オートフォーカスアイウェアとは

オートフォーカスアイウェアとは、電子制御により近くも遠くも両方見える製品です。最初に視度調整ダイアルで目の焦点を合わせたら、その後は見ているものまでの距離をセンサーで測定し、その結果に応じてレンズの形状を素早く変化させて、自動的にピントを合わせます。
左右の見え方が違う場合は、左右別での焦点設定も可能。遠くから手元に視線を移しても、素早くそれを感知してピントを合わせてくれるので、遠くも近くもストレスを感じることなくはっきり見えるようになります。
●商品詳細
商品名 オートフォーカスアイウェア ViXion01
質量 55g
焦点距離 5cm ~ 無限遠
充電 USB-Type-C 5V、1A
充電時間 約3時間
連続使用時間 最大約10時間
防滴 IPX3
Bluetooth 5.0搭載
価格 通常価格88,000円
オートフォーカスアイウェアのメリットは?
オートフォーカスアイウェアなら、遠くも近くもはっきり見ることができます。見るものによって老眼鏡、近視用の眼鏡と、使い分ける手間から解放されます。

焦点を変えるたびに、ボタンを押すような操作も不要です。たとえば料理中に両手がふさがっているとき、手元から遠くに視線を移すだけで、自動でピントを合わせてくれます。
スタイリッシュな製品デザインは、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」にも選出されたデザイナー、佐藤ナオキ氏が担当。わずか55gと軽量で、長時間かけていても負担になりにくくなっています。

シャープな印象の「ViXion01」に加え、アウターフレームが取り外しできる「ViXion01S」もリリースされました。購入するだけでなく、お手頃な価格でレンタルもできるので、しばらく使ってから購入するのもいいでしょう。
オートフォーカスアイウェアを開発したViXion株式会社とは?
ViXion株式会社は、メガネのレンズやコンタクトレンズのメーカーとして知られるHOYA株式会社の関連会社です。もともとHOYA株式会社内にあった、暗所支援眼鏡「HOYA MW10 HiKARI」の開発・販売部門が分社化して2021年に設立されました。
2024年には、オートフォーカスアイウェア「ViXion01」の一般販売をスタートしました。こちらの製品は、ドイツ・ベルリンで開催された欧州最大級のコンシューマーエレクトロニクス展示会「IFA 2024」にて、ピッチコンテスト「IFA Next Pitch Battle」グランプリを受賞。国内最大級のデジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2024」でも、最高峰のCEATEC AWARD 2024 総務大臣賞を受賞しています。
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眼鏡では手元が見づらく、かといって眼鏡を外すと遠くが見えなくなるのは不便ですよね。加齢による手元の見づらさは、徐々に進行することもあり、眼鏡を作ってもすぐに合わなくなる難点もあります。
その点、オートフォーカスアイウェアなら、遠近どちらもよく見えるようになるうえに、定期的にピントも調整してくれます。自転車や車の運転中の使用はできませんが、日常生活の「見えづらい」ストレスから解放されたいなら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。