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業種や事業規模に合わせて選べる!キヤノンからSateraシリーズ15機種が新発売

Canon LBP863Ci

2023年の5月から7月にかけて、キヤノンのレーザープリンター・レーザー複合機のSateraシリーズの新機種が発売されました。

この記事では、Sateraの新機種を一気に紹介します。合計で15機種が発売されましたので、それぞれの機種の特徴を把握して、自社に合った製品を選んでください。

業種などに合わせて選べるSateraの15機種

今回発売されたプリンター・複合機は、A3カラープリンター3機種、A3モノクロプリンター5機種、A4モノクロプリンター4機種、A4モノクロ複合機3機種の計15機種です。

15機種に共通する特徴として、まずプログラムの改ざんを検知して、不正なプログラムの起動を防ぐ機能を搭載していることが挙げられます。また、ネットワークセキュリティを強化する暗号化通信プロトコルTLS1.3にも対応しています。

おすすめのセキュリティー設定や設定方法を案内してくれる「セキュリティー設定ナビ」も搭載され、やり方がわからなくて困ることもありません。セキュリティー強化を図りたい企業におすすめです。

15機種の中には、大量印刷に適した機種や帳票印刷の専用モードを搭載した機種などもあり、業種や事業規模に合わせて最適なプリンターを選べるラインナップとなっています。

A3カラーレーザープリンター LBP863Ci/LBP862Ci/LBP861C

※画像はLBP863Ci

高速印刷と大量給紙で大量出力業務を効率化

A3カラーレーザープリンターの新機種は、高速印刷・大量給紙を特徴とした生産性が高い製品です。印刷スピードはLBP863Ciと他の2機種で違いがありますが、3機種とも片面印刷と同じスピードで両面印刷が可能です。例えば、LBP863Ciの場合、片面印刷は毎分46枚、両面印刷では46ページ(23枚)の印刷ができます。

本体のみで760枚(カセット640枚、手差しトレイ120枚)の大量給紙が可能。オプションを追加すれば、最大で3320枚の大量給紙もできます。

A3カラーレーザープリンター3機種の特徴

LBP863Ci
A3カラーレーザープリンターのフラグシップモデル。片面両面とも毎分46枚/ページの高速印刷が可能です。ランニングコストもA4カラー10.2円、モノクロ2.5円と、他の2機種よりも抑えられています。

LBP862Ci
印刷速度は片面両面とも毎分36枚/ページと、LBP863Ciには劣りますが、十分高速なプリンターです。ランニングコストはカラー12.6円、モノクロ3.2円と、LBP863Ciよりも
若干高くなっています。価格差、性能差を検討して、自社に合った製品を選んでください。

LBP861C
ページ記述言語や内蔵フォントまで見ると細かな違いはあるのですが、プリンターとしての基本的な性能は、ほぼLBP862Ciと同等です。ただ、MEAP ADVANCEを搭載していないので、システム連携や機能拡張を重視する場合は、LBP862Ciの導入をおすすめします。MEAP ADVANCEについての詳細は、キヤノンの公式サイトをご参照ください。

A3カラーレーザープリンター3機種のスペック比較表

製品名 LBP863Ci LBP862Ci LBP861C
参考価格 24万9800円 15万9778円 12万5445円
本体サイズ
(幅×奥行×高さmm)
556×585×403 556×585×403 556×585×403
カラー印刷速度
(A4文書 毎分)
46枚 36枚 36枚
モノクロ印刷速度
(A4文書 毎分)
46枚 36枚 36枚
印刷解像度
(dpi)
9600dpi相当 9600dpi相当 9600dpi相当
Wi-Fi
自動両面
印刷
最大用紙
サイズ
A3 A3 A3
最大給紙
枚数
760枚 760枚 760枚
カラー印刷コスト
(A4文書)
10.2円 12.6円 12.6円
モノクロ印刷コスト
(A4文書)
2.5円 3.2円 3.2円

A3モノクロレーザープリンター LBP453i/LBP452/LBP451/LBP451e/LBP411

※画像はLBP453i

高速印刷に加え、帳票出力専用モードも搭載

A3モノクロレーザープリンターは、5機種が発売されています。高速印刷・大量印刷が可能で、カラー印刷が必要のない事業所に設置するには優れた製品です。

振込用紙などの細長い用紙をスピーディに印刷する帳票印刷専用モードは、少量の帳票を高速で印刷する「少数高速」モードと、連続して大量の印刷をするのに適した「一定速度」モードを搭載しています。

A3モノクロレーザープリンター5機種の特徴

LBP453i
片面印刷・両面印刷ともに、毎分43枚/ページの高速で印刷できるプリンター。ランニングコストも、A4モノクロ約3.4円の安さです。とはいえ、ランニングコストは今回発売された5機種は同等なので、印刷スピードや自動両面印刷の可否などで選択するといいでしょうモノクロプリンター5機種の中では唯一、MEAP ADVANCEを搭載しています。

LBP452
印刷スピードが片面両面とも毎分40枚/ページで、LBP453iと比較するとやや劣ります。その他の性能は、基本的にLBP453iと同等です。

LBP451
性能は基本的にLBP453i・LBP452と同等です。ただ印刷スピードがさらに落ちて、片面両面とも毎分35枚/ページとなります。本体価格が安い分の導入コストと、印刷スピードの差による業務効率の低下を勘案して選びましょう。

LBP451e
基本的な性能は、LBP451と同等です。ただし、こちらのLBP451eは自動両面印刷に対応していません。両面印刷の必要がない事業所では、価格の安いLBP451eを選ぶと良いでしょう。

LBP411
5機種の中で、もっとも低価格の機種です。自動両面印刷は不可で、印刷スピードも毎分30枚まで落ちます。その他の違いとしては、ページ記述言語がCARPS2となり、内蔵フォントが搭載されていない点が挙げられます。

A3モノクロレーザープリンター5機種のスペック比較表

製品名 LBP453i LBP452 LBP451 LBP451e LBP411
参考価格 13万8599円 12万2500円 9万7338円 7万2434円 5万5455円
本体サイズ
(幅×奥行×高さmm)
484×527×297 484×527×297 484×527×297 484×458×297 484×458×297
モノクロ印刷速度
(A4文書 毎分)
43枚 40枚 35枚 35枚 30枚
印刷解像度
(dpi)
2400dpi相当 2400dpi相当 2400dpi相当 2400dpi相当 2400dpi相当
Wi-Fi
自動両面
印刷
× ×
最大用紙
サイズ
A3 A3 A3 A3 A3
最大給紙
枚数
350枚 350枚 350枚 350枚 350枚
モノクロ
印刷コスト
(A4文書)
3.4円 3.4円 3.4円 3.4円 3.4円

A4モノクロレーザープリンター LBP244/LBP241/LBP122/LBP121

※画像はLBP244

コンパクトなサイズながら高速印刷で業務効率化に役立つ

A4プリンターは、A3プリンターよりもコンパクトで省スペースです。今回発売されたLBP244とLBP241は、399×373×249mmのサイズで、それぞれ毎分40枚・毎分36枚のスピードで印刷ができます。LBP122とLBP121は、さらにコンパクトな356×283×213mmです。印刷スピードは毎分29枚とやや劣りますが、在宅ワークなどで省スペースのプリンターが欲しい人におすすめです。本体価格も安いので、低コストで導入できます。

A4モノクロレーザープリンター4機種の特徴

LBP244
印刷スピードは、A4毎分40枚。前述のカラーレーザープリンターとは違って、両面印刷にするとスピードがやや落ちて毎分33.6ページになります。ランニングコストはA4モノクロ約4.3円です。A5用紙を毎分65枚の速さで印刷できるので、医療現場や接客カウンターなどで小さい用紙を印刷する用途に適しています。

LBP241
性能は基本的にLBP244と同等ですが、印刷スピードは、片面毎分36枚、両面30.2ページで、やや劣ります。ランニングコストは同等の約4.3円です。給紙枚数は本体のみで350枚、オプションで990枚まで増やせます。給紙枚数の点は、LBP244も同様です。

LBP122
LBP244やLBP241よりも、さらにコンパクトになったプリンターです。個人宅にも置きやすく、在宅ワークに適した製品です。一方、印刷スピードが片面毎分29枚、両面18.5ページとやや遅くなり、給紙枚数も最大150枚でオプションも用意されておらず、大量印刷には向いていません。ランニングコストも約4.5円と、やや高くなります。

LBP121
性能は基本的にLBP122と同等です。ただ、無線LANを搭載していないので、社外オプションを追加しない限り、有線LANで運用することになります。

A4モノクロレーザープリンター4機種のスペック比較表

製品名 LBP244 LBP241 LBP122 LBP121
参考価格 3万6764円 2万6418円 1万2809円 1万600円
本体サイズ
(幅×奥行×高さmm)
399×373×249 399×373×249 356×283×213 356×283×213
モノクロ印刷速度
(A4文書 毎分)
40枚 36枚 29枚 29枚
印刷解像度
(dpi)
2400dpi相当 2400dpi相当 2400dpi相当 2400dpi相当
Wi-Fi ×
自動両面
印刷
最大用紙
サイズ
リーガル リーガル リーガル リーガル
最大給紙
枚数
350枚 350枚 150枚 150枚
モノクロ
印刷コスト
(A4文書)
4.3円 4.3円 4.5円 4.5円

A4モノクロレーザー複合機 MF467dw/MF273dw/MF272dw

※画像はMF467dw

窓口業務や在宅ワークに適したコンパクトな複合機

窓口業務でカウンターに設置したり、在宅ワークで使ったりするのに適したコンパクトサイズの複合機です。MF467dwは420×460×375mm、MF273dwは390×374×368mm、MF272dwは372×320×271mmの大きさしかありません。MF467dwとMF273dwに関しては、原稿を自動で読み込むADFも搭載しています。

A4モノクロレーザー複合機3機種の特徴

MF467dw
印刷スピードが毎分40枚で、ランニングコストは約4.3円です。これらのスペックは、モノクロプリンターLBP244と同じです。基本的にプリンターとしての性能はLBP244と同等なので、スキャン・コピーの機能が必要かどうかで選ぶといいでしょう。

MF273dw
印刷スピードが毎分29枚で、ランニングコストは約4.5円です。プリンターとしての機能は、LBP122と同等です。給紙枚数や用紙対応力なども同じです。

MF272dw
プリンター機能もスキャナ機能も、MF273dwと基本的に同等です。違いはADFの搭載の有無です。価格差はあまり大きくはありませんが、MF272dwの方が低価格で、サイズもコンパクト。連続して原稿を読み取る必要性がない場合は、MF272dwをおすすめします。

A4モノクロレーザー複合機3機種のスペック比較表

製品名 MF467dw MF273dw MF272dw
参考価格 6万9800円 2万400円 1万5173円
本体サイズ
(幅×奥行×高さmm)
420×460×375 390×374×368 372×320×271
モノクロ印刷速度
(A4文書 毎分)
40枚 29枚 29枚
印刷解像度
(dpi)
2400dpi相当 2400dpi相当 2400dpi相当
Wi-Fi
自動両面
印刷
最大用紙
サイズ
リーガル リーガル リーガル
最大給紙
枚数
350枚 150枚 150枚
モノクロ印刷コスト
(A4文書)
4.3円 4.5円 4.5円

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キヤノンのレーザープリンター・レーザー複合機の新機種、計15機種を紹介しました。性能差があまり大きくない機種もありますが、細かく見ていくと15機種それぞれに特徴があります。

新規購入や買い替えを検討されている方は、この記事を機種選定の参考にしてください。

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