紙のブログ

TEL : 03-6272-9923
商品

色と厚みのバリエーションが豊富!コストも安くて使いやすい「色上質紙」の魅力

チラシやパンフレットなどを作るとき、見栄えの良い色付きの用紙を使ったほうが、手に取ってもらいやすくなります。とはいえ、コストはできるだけ抑えたいのが会社やお店のホンネ…。

そんなときにぴったりなのが、今回ご紹介する色上質紙です。カラーバリエーションが豊富なだけでなく、紙の厚さも数種類の中から選べます。価格が安い点も見逃せません。

この記事では、そんな色上質紙の魅力をご紹介していきます。

色上質紙とは?

色上質紙は、表面加工をしていない「上質紙」に色をつけた用紙です。

化学パルプ100%で作られているため、コシがあって破れにくいという特徴があります。手触りはサラサラしていて、光沢のないマットな質感が落ち着いた印象を与えます。筆記性に優れ、鉛筆やペンでの書き込みも可能です。

そんな色上質紙の最大の魅力は、色と厚みの種類が豊富な点にあります。比較的安価なので、「ページ数や部数の多いものを印刷したいけれど、コストは抑えたい」ときに最適です。

印刷も手軽にでき、ご家庭にあるインクジェットプリンターはもちろん、オフィスユースのレーザープリンターやコピー機、専門業者が提供するオフセット印刷など、多くのプリンターに対応しています。

【参考】
色上質紙

色上質紙の特徴

ここからは、色上質紙の特徴を、さらに深掘りしていきます!

色の種類が豊富

色上質紙は色の種類が豊富
色上質紙の魅力の1つが、豊富なカラーバリエーションです。色の種類は製紙会社によって多少は異なりますが、ピンク系やイエロー系、グリーン系、ブルー系などがあります。優しい印象のパステルカラーが多く、上品な印象を与えられます。

松本洋紙店で購入できる色上質紙も、30種類以上の色数から選べます。

厚さの種類が豊富

厚さの種類が豊富なことも、色上質紙の良さです。松本洋紙店では、次の6種類の厚さを用意しています。

薄口

薄口の色上質紙は0.06mmの厚さで、コピー用紙よりもやや薄い程度です。カラーペーパーの種類の中では、もっとも安価で色数も豊富なので、チラシによく使われます。折り込み広告やアンケート票、冊子の本文用紙にもおすすめです。

中厚口

中厚口の厚さは0.09mmで、コピー用紙と同じくらいです。薄口と同様にプリンターの通りもよく、ポスティング用チラシや折り込み広告に向いています。筆記性にも優れ、アンケート用紙や申し込み用紙に使うのもおすすめです。コストを抑えながら、好きなカラーを選んで冊子の本文用紙や扉にも使うのアリです。

厚口

厚口は0.11mmで、一万円札程度の厚さ。コピー用紙より厚く、高級感があります。薄めの冊子の表紙や、丈夫なチラシを作りたいときに適した用紙です。

特厚口

厚口よりもさらにしっかりした印象の特厚口は、0.14mmの厚さがあります。強度があるので、ポスターによく使われます。そのほか、パンフレットや会社案内にもおすすめです。

最厚口

厚さ0.17mmの最厚口は、はがき程度の厚みがあります。見積書など冊子の表紙や、商品パンフレットによく使われる厚さです。

超厚口

最も厚い超厚口の厚さは、0.225mm。賞状と同じくらいの厚さで、カラーペーパーの中でも一番厚い種類です。スタンプカードや名刺、冊子の表紙などに向いています。

色上質紙と色画用紙との違いは?

色上質紙と色画用紙の違い
色上質紙と似ているものに、色画用紙があります。色画用紙は絵画用紙のひとつで、デッサンやペン画、水彩画のほか、工作などにも使われる汎用性の高い用紙です。

材料は、化学パルプや、木材を砕いて作ったパルプです。同じくパルプからできている色上質紙が、印刷を想定して作られたサラサラの質感であるのに対し、色画用紙の質感は粗く、絵を描いたり工作したりするのに向いています。

また、色上質紙の厚さは豊富なバリエーションの中から選べますが、色画用紙は厚めで、あまり選択肢がないという違いもあります。

「色上質紙の白」と「上質紙」の違いは?

色上質紙の色の中には「白」もあります。「わざわざい色上質紙の白を使うくらいなら、普通の上質紙でいいのでは?」と思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、色上質紙の白と上質紙とでは、分類が異なります。上質紙が「非塗工印刷用紙」の「上級印刷紙」であるのに対して、色上質紙は「特殊印刷用紙」の「色上質紙」です。パルプの配合率や作り方、仕上がりの紙の質感が違います。

白色度は色上質紙の白の方が高めなので、イラストや写真を印刷するときには色上質紙の「白」を使うのがおすすめです。

あらゆる分野で活躍する!色上質紙の使い道

色上質紙の使い道は色々

あつかいやすく色のバリエーションが豊富な色上質紙は、さまざまなシーンで使われています。

書籍や冊子

色上質紙は比較的安価なので、ページ数の多い書籍や冊子によく利用されます。筆記性に優れる特性から、書き込みが必要なテキストなどに最適です。

また、1冊の書籍でも、紙の厚さを変えれば表紙や扉、本文に色上質紙が使えます。白がメインの冊子に1枚だけ色上質紙を入れて、作品の雰囲気をアピールするという使い方もあります。

卒業文集や卒園文集にも好まれる用紙です。

名刺やショップカード

白い上質紙は名刺用紙の定番としてよく使われていますが、相手の印象に残る名刺を作るなら、色上質紙がおすすめです。ショップカードも、色上質紙なら、お店の雰囲気に合った色を選べます。淡い色合いなので、文字が読みにくくなることもありません。

アンケート用紙

筆記性に優れる上質紙は、アンケート用紙にも適しています。少し華やかな雰囲気にするには、デザインに凝るよりも色上質紙を使うのが手軽です。郵送する場合はかさばらないよう、薄めの紙にしましょう。

チラシ

文字中心のチラシも、色上質紙を使うだけで優しい印象になります。線だけのシンプルなイラストにもおすすめでし。ただし、画像の印刷には不向きなので、写真や色をたくさん使ったイラストは避けた方が無難です。色付きのチラシは、ほかの印刷物に紛れてしまうのを防ぐ効果もあります。

ハガキ、案内状、封筒

光沢のない優しいパステルカラーの色上質紙は、ハガキや案内状、封筒にも向いています。落ち着いた上品なイメージになります。お知らせの内容や季節に合わせて、色を変えるのもいいですね。

色上質紙に印刷するときの注意点

色上質紙に印刷する際、注意する点
色上質紙の多くは淡い色なので、濃い黒や赤、青などのインクで印刷する分には問題ありません。しかし、淡い色のインクは色上質紙の色の影響を受けて見えにくくなったり、イメージしていたものとは違う仕上がりになったりする可能性があります。

色の表現形式である「CMYK」の中でも、とくに「Y(イエロー)」」は紙の色の影響を受けやすく、要注意です。濃い色の紙だと見えなくなるほか、暖色系の紙ではオレンジっぽく、寒色系の紙では緑っぽくなってしまいます。イエローを黄色のまま表現したいときは、印刷に使う色上質紙も、黄色系の「レモン」や「クリーム」などを選びましょう。

***

上質紙と同様に使い勝手が良く、色の種類も多い色上質紙。印刷にも適しているので、あらゆる用途に利用できます。色上質紙の特性を知って、ぜひご活用ください!

↓↓↓色数なんと30色以上! 色上質紙を松本店長が解説!松本洋紙店Youtubeチャンネル↓↓↓