「アースボード」で魅せる陳列演出
展示会や店舗で使用する什器やPOP(販促用の立体ツール)は、商品を魅力的に見せるための重要な役割を果たします。
とはいえ、従来の什器素材であるアクリルやプラスチックは、どうしても「廃棄後」の環境負荷が気になるという声も増えてきました。
そこで注目されているのが、「紙」でできた什器やスタンドです。
中でも、ナチュラルな質感としっかりとした厚みを兼ね備えた「アースボード」は、“魅せる演出”と“環境への配慮”を両立させたい方におすすめの紙素材です。
1. アースボードとは? ― 高強度のクラフト紙素材
「アースボード」は、クラフト紙らしい自然な風合いと厚みが特徴の紙素材です。中でもこちらは、紙の中ではかなり厚手。パッケージ台紙や什器の支柱などにも対応しやすい強度が感じられます。
紙の表面には繊維感が残されており、いわゆる“ナチュラルテイスト”の演出にぴったりです。アパレルや雑貨系のブランドディスプレイ、オーガニック商品やローカル食品など、「世界観のある空間」を演出したい場面で存在感を発揮します。
2. 紙什器・POP素材として選ばれる理由
● 強度と自立性があり、什器設計に活かしやすい
アースボードは、0.49mmというしっかりとした厚みがあり、ある程度の面積でも“自立する力”を持ち合わせています。
たとえば、
-
商品横に置くミニスタンド
-
倒れにくい棚置きPOP
-
小型の吊り下げスタンドや引っ掛け式の什器台紙
といった構造にも対応しやすく、樹脂や木材ほどの加工コストをかけずに、小ロットで制作したいといった現場にマッチする素材です。
● クラフト素材ならではの視覚的な演出力
印刷を全面に施さずとも、紙の地肌そのものが持つ“素材感”が視覚的に訴求力を持つのがクラフト紙の特徴です。
そのため、ロゴやメッセージをシンプルに載せるだけでも、商品が引き立つ背景として機能します。
また、「エコ」や「サステナブル」といったキーワードが伝わりやすいのも、アースボードならではのメリットといえます。
3. 活用アイデア集:店舗・展示会での使い方
▶ ミニ什器・卓上POPに
イベントや直販の場では、ちょっとした商品の横に設置できる紙スタンドタイプの什器が活躍します。アースボードの厚みなら、L字型に曲げるだけでもある程度の自立が可能で、裏面に支えパーツをつければ安定性も向上します。
▶ 台座や仕切りとして
アースボードを使った「商品台座」や、「箱の中の仕切り」としても活用可能です。茶系の地色が商品に温かみを与え、プラスチックとは異なる“やさしさ”を演出します。
▶ 組み立て式ディスプレイ
簡易的なトムソン抜きやレーザー加工と組み合わせて、「組み立て式の三角スタンド」や「差し込み式の商品表示ツール」も制作できます。使い終わったあとに“畳んで持ち帰れる”という点も、使いやすいポイントです。
4. 加工性と印刷についてのポイント
● 抜き加工・断裁対応が可能
アースボードは紙としての加工性が高く、断裁や抜き加工にも対応しています。希望サイズにカットした状態で納品してもらうこともできるため、制作現場での手間を省きやすいという利点があります。
また、構造的に強度が求められるパーツ(たとえば支柱や台座部分)も、この厚さならある程度の安心感が期待できます。
● 印刷は「黒×クラフト」の組み合わせが映える
アースボードはクラフト紙なので、インクの発色が白系紙と比べて沈みがちになる傾向があります。ですが、黒や濃いめの色を使うことでコントラストのある印刷が可能です。
ロゴやブランド名、商品情報などをワンポイントで載せる場合は、
-
黒インクでのロゴ印刷
-
箔押し(特に金・白などの明るい色)
-
活版印刷
などと組み合わせると、紙の風合いを活かしつつブランドの質感も伝えられるでしょう。
5. “紙”を使うことで伝わる、ブランドの姿勢
環境への配慮や、使い捨て資材の見直しが求められる中、あえて「紙什器」を使うこと自体が、ブランドの姿勢や価値観の表現につながります。
アースボードのような、
-
再生紙風の自然な色合い
-
表情のある紙質
-
加工しやすく、かつ厚手で丈夫
という要素を備えた紙素材は、「環境に配慮しながらもしっかり演出したい」というシーンにフィットします。
6. 商品ページと導入のご案内
「アースボード」は、以下のページからご確認いただけます:
-
A4・A3サイズから選べるラインナップ
-
必要に応じて断裁オプションにも対応可能
-
印刷や加工についてのお問い合わせも歓迎です