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紙のコラム

ギフトや自分へのご褒美にも最適、経年変化も楽しめる「高級シャープペンシル」の世界

みなさんはふだん、どんなシャープペンシルを使っていますか?

シャープペンシルといえば、100円前後で買えるイメージの文房具ですが、じつは5000円近くするタイプのものも売られています。

この記事では、そんな高級シャープペンシルの世界をご紹介します。

高級シャープペンシルを買う層と背景

そこまで高級なシャープペンシルともなると、やはりデキるビジネスマンが、周囲との差をつけるために買っているのでしょうか? じつはそうしたイメージに反し、高級シャープペンシルを購入している層は、なんと社会人よりも中高生の方が多いとのことです。

男女の割合としては、男性が8割。高級シャープペンシルの何が、そんなに彼らを惹きつけるのでしょうか。

その理由は主に2つで、「機能面」と「デザイン面」です。精巧なメカニズムで書きやすさを追求した逸品や、シャープペンシルとは思えない重厚感を持ったボディ。これらに惹かれ、お小遣いを貯めて買う中学生もいるとのこと。中には限定の色やデザインに魅了され、コレクション目的で集める購入者もいるようです。

小さなペン先に技巧が宿るシャープペンシル

シャープペンシル(クルトガ)出典:三菱鉛筆

まずは機能性に優れたシャープペンシルを、いくつかご紹介します。

トップバッターは、三菱鉛筆の『クルトガ』シリーズ。名前の由来は「芯がクルッと回ってトガる」から取っているそうです。

通常のシャープペンシルでは芯は回転せず、一定の方向で出続けるため、線がだんだん太く薄くなります。そして、薄さが限界を迎えると先端が崩れ、芯の粉末が出てしまいます。

『クルトガ』は、その機構のおかげで、つねにペン先が均一です。粉が出ることもなくずっと細い線を書き続けることができます。「削らなくてもずっと尖っている鉛筆」を思い浮かべれば、その便利さがイメージできるのではないでしょうか。

次に紹介する、ぺんてるの『オレンズ』シリーズは、その名の通り「芯が折れないこと」をコンセプトにしたシャープペンシルです。

通常のシャープペンシルは、ヘッドを数回ノックして、パイプから芯を出した状態で使用します。しかし、この『オレンズ』は、パイプから芯を出さずに書くことができます。

そんな状態で書いたら紙にパイプが引っかかりそうですが、ペン先が芯の減りに合わせてスライドする独自の加工により、芯を保護しながら滑らかな書き味が維持されるのです。

高級感溢れる外観のシャープペンシル

トンボ鉛筆(木軸のシャープペンシル)出典:株式会社トンボ鉛筆

次に紹介するのは、デザイン性に優れたシャープペンシルです。

オーソドックスなところでは、木軸のシャープペンシルがあります。通常はプラスチックでできている外側の部分が木でできています。

木製というのは、それだけで職人技を思わせる高級感があります。さらに、天然素材でひとつひとつ木目が違うため、「世界でただ一つ、自分だけのもの」という感じが得られるのも嬉しいところでしょう。

革製品同様、使い込んでいくと手指の脂が染み込んで美しい艶が出てくるのも木ならではの付加価値ですね。

シャープペンシル(クルトガ)出典:Unsplash

万年筆に比べるとチープなイメージを持たれがちなシャープペンシルですが、優れた技巧や意匠が宿る高級品もあることがお分かりいただけたでしょうか。

贈り物としても最適なうえに、自分自身へのご褒美にするなら、仕事や学業へのモチベーション向上が期待できます。

無難な色と値段で適当に選んだシャープペンシルを使っているなら、いつもより予算を多めに取って、お気に入りの一本を選んでみてはいかがでしょうか。

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