紙のブログ

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剥離紙はどうやってできるの?

セパレーター

こんにちは! 松本洋紙店です。
前回剥離紙(セパレーター、セパ)の種類について書きましたが、今回は製造方法や材料などについてもう少し書いていきたいと思います。

剥離紙の構成(片面・両面)

剥離紙には、【片面剝離紙】と【両面剥離紙】があります。
【片面剝離紙】
・原紙の表面に目止層(PE・PVA・クレー等)を塗布後、シリコーンを塗工。
裏面にカール防止剤(PE・樹脂コート等)を塗布することにより、
カール対策を行った商品
【両面剥離紙】
・原紙の表裏面に目止層(PE・PVA・クレー等)を塗布後、シリコーンを塗工。
両面に粘着剤を使用出来るように製造されている。
どちらも剥離剤(シール上紙と剥離紙を剥がしやすくする材料)に主にシリコーンを塗工しますが、その方式は複数あります。

シリコーン塗工方式(溶剤型・無溶剤型)

通常のシリコーン塗工製品の場合、以下の様な製造方式が有ります。
【溶剤型】
・ダイレクトグラビア
・エアーナイフ
・グラビアリバース
・マイヤーバー
【無溶剤型】
・オフセットグラビア
・多段ロール塗工方式

剥離剤について(シリコーン・非シリコーン)

上記の通り剥離剤はシリコーンが主流ですが、シリコーン以外にも以下の材料が有ります。
【シリコーンを含む】
・シリコーン系
・フッ素系(シリコーン変性)
・アルキド系(シリコーン変性)
【シリコーンを含まない(有機高分子系剥離材料)】
・オレフィン系
・フッ素系
・アルキド系
・長鎖アルキル系

シリコーン塗工方式や剥離剤により、どの様な品質になるのか…
それはこれから勉強していきます (- -;)
松本洋紙店では、主流のシリコーンを剥離剤として使用した
剥離紙(セパレーター)を販売しております。
>>剥離紙商品はコチラ
次回は、剥離紙の用途について詳しくお伝えしていきます!