「ラベルシール=箱や封筒に貼るもの」と思っていませんか?実は光沢合成ラベルロールのシートは、ちょっとした組み合わせでマグネットシートやカッティングシート風のステッカーに変身するんです。強力なマグネットシートの上に耐水性の印字シートを貼り、さらにUVカットのラミネートフィルムを重ねるだけ。今回は、車に貼れるマグネットシートを自作する方法を、紙屋の目線でご紹介します。
光沢合成ラベルロールというと、商品ラベルや表示シールに使うもの、というイメージが強いですよね?私も長年、そういうものとして販売してきました。
ところが、この「合成紙」のラベルは紙と違って水に強く、破れにくいのが特長です。この性質をうまく使うと、屋外で使うマグネットシートの「表面」として活躍してくれるんですね。
紙屋を20年以上やっていても、「えっ、そんな使い方あるの?」という発見はまだあるものです。お客様のほうが使い方に詳しい、なんてことも正直よくあります(笑)
材料はとてもシンプル。下から順に、この3つを重ねていきます。
①デザインを印刷する
光沢合成ラベルに、社名・店名・ロゴなど貼りたいデザインを印刷します。お使いのプリンターに合ったラベルを選ぶのがポイントです。
②マグネットシートに貼る
強力なマグネットシートの上に、印刷したラベルを貼ります。端からゆっくり空気を押し出すように貼ると、気泡が入りにくいですよ。
③UVカットラミネートフィルムを重ねる
最後に、印刷面の上からUVカットのラミネートフィルムを貼って保護します。
④形を整える
必要に応じて、外側をカットして仕上げれば完成です。
いきなり大きなサイズで作るより、まず小さいサイズで1枚試すのがおすすめです。これは私がAIのプロジェクトでも痛感した教訓でして…「まずテスト」はどこでも大事なんですね。
車に貼るマグネットシートは、雨・日差し・洗車の水しぶきなど、とにかく過酷な環境にさらされます。1つの素材だけで全部に耐えるのは難しいので、それぞれ得意な役割を持つ素材を重ねるわけです。
これは「大事な書類を届けるときの封筒」に似ています。書類(印字シート)を、しっかりした台紙(マグネット)に挟んで、さらに透明ビニール(ラミネート)で包む。中身だけでは雨に濡れてしまっても、3つそろえば安心して外に持ち出せる、というわけです。
光沢合成ラベルロールのシートは、マグネットに貼らずにそのまま使えば、カッティングシートのような感覚でステッカーとしても活用できます。文字や図形の形に切り抜けば、看板やガラス面の表示などにも応用できますね。
手作りのマグネットシートを車に貼るなら、一般的に次のような点に気をつけると長持ちしやすいです。
- 貼る場所は、平らで鉄の部分を選ぶ(曲面やアルミ・樹脂の部分はくっつきにくい)
- 貼る前にボディの汚れや水分をふき取る
- 洗車の前には外しておく
- ときどき外して、裏側とボディをきれいにする
せっかく作ったマグネットシートが走行中に飛んでいったら、悲しいどころの話じゃありませんからね…。「強力な」マグネットを選ぶ理由はここにあります。
紙やラベルは「決められた使い方」しかできないと思われがちですが、組み合わせ次第でまったく別のものに生まれ変わります。これだから紙屋はやめられないんですよね。次回も、ラベルや用紙の「意外な使い方」をご紹介していく予定です。お楽しみに!



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