寝るときの枕の方角を気にしたことはありますか?
日本古来の風習で「北枕は縁起が悪い」と言われています。方角を意識したことがなくても、北側に枕を置くことを避けている方もいるのではないでしょうか。しかし、古代中国の思想から生まれた「風水」では、北枕は縁起が良いとされているのです。
とはいえ、風水のことをよく知らなければ信じられないかもしれません。風水は土地が持つ気の流れを生かして運気を上げるための知識の集大成であり、統計学や環境学にも分類される学問の一つです。
運気には金運、仕事運、人気運、健康運など、さまざまな種類があります。上げたい運気に合わせて、今夜から枕の方角を変えてみませんか?

健康運や金運を上げたい方には、「北枕」をおすすめします。気の流れは北から南に向かうため、頭から良い運気が流れてくると考えられているのです。風水では最高の方角とされているので、迷ったらまずは北枕を試してみてもよいでしょう。気がスムーズに流れるように、北側を整理整頓しておくことも大切です。
仕事運や勉強運のアップを希望するなら、「東枕」も候補の方角になります。日の出の方角にあたる東は太陽の力に満ちているので、仕事の業績や学校の成績を上げたい方には向いている方角の一つ。早起きの習慣がつきやすいともいわれていることから、朝活を実践したい方にもおすすめできます。
金運を上げるには「北枕」もしくは「西枕」が合っています。2つの方角による金運の違いは、「北枕」が貯蓄に作用するのに対し、実りの秋を表す「西枕」は商売繁盛につながるところです。火が沈む方角であるため、落ち着いて休みたい方にもぴったりの方角と言えるでしょう。
人気運や才能運の向上を願う場合は「南枕」も選択肢に入ります。もっとも日に照らされる時間が長い方角なので、強いエネルギーの影響を受けられるからです。ただし、恩恵にもなるエネルギーは諸刃の剣。ゆっくり休めなくなってしまうかもしれません。
以上、上げたい運気別に枕の方角を紹介しました。睡眠時間を利用してよりよい生活を送りたい方は参考にしてみてください。