メニュー表はお客様が最初に手に取る重要なツールです。
料理の情報を伝えるだけでなく、店内の雰囲気や世界観を自然に感じてもらう役割もあります。しかし、デザインに慣れていないと「自分でつくるのは難しそう」と感じる方も多いはずです。
そんな時に便利なのが、オンラインデザインツールの「Canva(キャンバ)」です。専門知識がなくても、テンプレートに写真や文字を置き換えるだけで完成度の高いメニューが作れるため、飲食店でも利用が広がっています。
ここでは、Canvaの特徴と、ジャンル別に使えるおすすめテンプレートを紹介し、あわせてメニュー用紙選びのポイントも整理します。
Canva(キャンバ)とは?
「Canva(キャンバ)」は、ブラウザやスマホアプリで使えるデザイン作成ツールです。無料で使えるテンプレートも多く、メニュー・チラシ・カード・POPなど幅広い用途に対応しています。
Canvaの主な特徴
- 無料でも使えるテンプレートが豊富
- 写真や文字を差し替えるだけで編集が完了
- フォントや背景の種類が多い
- 印刷向けPDFの書き出しが可能
- デザイン初心者でも扱いやすい
飲食店がメニューを自作したいときに、特に使いやすいツールといえます。
和食料理店向け:Canvaの和食メニューテンプレート
Canvaの和食カテゴリは、落ち着いた色調や和紙風の背景など、和食店の雰囲気に合うデザインが揃っています。藍色・生成り・墨色など、上品で静かな色使いが中心です。
Canvaの和食メニューテンプレートの特徴
- 和紙風テクスチャ
- 縦書き風の要素
- 筆文字風フォント
- 料理写真控えめで文字が映えるデザイン
和食のメニューは、和紙風の紙や生成りの紙と相性がよく、デザインと素材で統一感のあるメニューが作れます。
イタリアン料理店向け:Canvaのイタリアンメニューテンプレート
イタリアンのテンプレートは、温かみのある色使いとカジュアルなおしゃれ感が特徴。木目背景や手描きイラスト、欧風フォントを使ったものが多く、リラックスした空間にぴったりです。
Canvaのイタリアンメニューテンプレートの特徴
- 赤・緑などアクセントカラーの使い方が上手
- 手描き風フォントやアイコン
- グリル・パスタ・ピザの写真が映えるレイアウト
イタリアンのメニューには、ナチュラル系のマット紙を使うと、イタリアンらしい温かみがさらに引き立ちます。
Canva イタリアンメニューはこちら(外部サイトへ飛びます)
中華料理店向け:Canvaの中華メニューテンプレート
中華メニューのテンプレートは、赤・黒・金などの強い色味で存在感を出しながら、料理写真を大きく使ったデザインが多いことが特徴です。華やかで力強い雰囲気を演出したいときに向いています。
Canvaの中華料理メニューテンプレートの特徴
- 強い色使い(赤・黒・金)
- 写真を大きく配置しやすい
- 中国文様や金線の装飾が豊富
- 高級店向けから大衆店向けまで幅広い
中華料理のメニューには、濃い色でも沈まない発色の良い紙、厚みのあるしっかりした紙が特におすすめです。
フレンチ料理店向け:Canvaのフレンチメニューテンプレート
フレンチのテンプレートは、白を基調にした洗練されたデザインや、余白を生かした上質なレイアウトが多く見られます。コース料理を落ち着いて見せたいときに向いています。
Canvaのフレンチメニューテンプレートの特徴
- 清潔感のある白背景
- 細いフォントとシンプルな線
- ゴールド系アクセント
- 余白をうまく使った静かなデザイン
高白色の上質紙やエンボス紙と合わせると、高級感ある仕上がりになります。
Canva フレンチメニューはこちら(外部サイトへ飛びます)
メニュー全般:Canvaのメニューテンプレート一覧
カフェ・バー・居酒屋・スイーツ店などジャンルを問わず使えるテンプレートが豊富に揃っています。写真を大きく使うメニュー、シンプルな1ページ構成、2ページ展開のものなど選択肢が多めです。
Canva メニューデザイン一覧はこちら(外部サイトへ飛びます)
Canvaでメニュー・お品書きを作るときのコツ
1. 写真は明るく鮮明なものを
料理の色がきれいに出る明るい写真を使うと、メニュー全体が見やすくなります。
2. フォントはジャンルと合わせる
- 和食:明朝体や筆文字風
- イタリアン:欧文フォントや手書き
- 中華:太めで力強い
- フレンチ:細く洗練された字体
3. 色は3色以内にまとめる
統一感が出て、メニューに落ち着きが生まれます。
4. 印刷向けPDFで書き出す
画面と紙で色が変わるため、紙選びも重要です。サンプルを印刷して確認することをおすすめします。
まとめ
Canvaのテンプレートを活用すれば、初心者でも手軽におしゃれなメニュー表・お品書きが作れます。さらに、ジャンルに合わせた用紙を選ぶことでデザインとの統一感が増し、お店の雰囲気をより魅力的に伝えられます。
メニューづくりや用紙選びで迷ったときは、松本洋紙店のジャンル別記事も参考にしながら、自店に合ったスタイルを見つけてみてください。
お気軽にご相談ください
メニュー用紙や印刷でお困りの際は、こちらからお気軽にご相談ください。

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