地震や火災、水害、異常気象など、近年、自然災害が増加しています。家での防災対策はバッチリな人も多いかと思いますが、オフィスの非常事態に向けた準備はできているでしょうか?
この記事では、オフィスの災害対策として準備しておきたいことや、防災用のおすすめ製品を紹介します。仕事中に“いざというとき”がきてもあわてないよう、準備は万端にしておきましょう!
オフィスに災害対策は必要?
1日の労働時間を8時間とすると、オフィスは1日の3分の1を過ごす場所です。仕事をしているときに災害が起きる可能性は、決して低くありません。
企業には従業員の安全を確保する義務があり、それは自然災害が起きたときでも例外ではありません。もしものときに従業員の命を守り、事業活動を続けていくためにも、オフィスの災害対策は必須です。
多くの自治体では、災害時の必要物資の備蓄を企業の努力義務として定めています。
例えば、東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」が制定され、「従業員が施設内での待機を維持するために、従業員の3日分の飲料水、食糧その他災害時における必要な物資を備蓄するよう努めなければならない」としています。
オフィスでどのように災害対策を進めていくべきか迷ったら、自治体の条例を参考にするのもいいでしょう。
オフィスならではの災害対策とは?

災害対策といえば、非常食や救護用品の準備、避難経路の確保などが挙げられます。ご家庭で備えることと共通点も多いのですが、オフィスならではの対策が必要なものもあります。
データのバックアップ
オフィスでは、社員それぞれにパソコンが支給されていることも多いのではないでしょうか。災害によってそれが破損し、データが消失すると、復帰後の業務継続が困難になりかねません。日頃からバックアップを定期的に取っておくことはもちろん、大事なデータはネット上やリムーバブルメディア(USBメモリなど)に保管しておくのもよいでしょう。
パソコンの落下・転倒防止
オフィスで使うパソコンは、ノートではなく大きな据え置き(デスクトップ型)のケースもあります。地震で机の上から落下・転倒すると、足をケガしかねません。転倒防止ベルトや粘着マットをつけて、パソコンの落下・転倒防止対策をしておきましょう。
オフィス家具の固定
オフィスには、背の高いキャビネットやコピー機など、大型のオフィス家具や事務機器もおかれていることが多いです。これらはパソコン以上に危険で、転倒すると大ケガをする可能性があります。
また、オフィスが高層階にある場合、地震による揺れが大きくなる傾向にあります。壁や床、天井を使って、オフィス家具や事務機器を確実に固定するようにしましょう。
帰宅困難者の対策
災害が起きたとき、自宅までの距離が20km以上の人は、帰宅困難になると想定されています。東日本大震災では、首都圏でも交通機能が麻痺し、長距離を歩いて帰宅する人が続出しました。家に帰れない帰宅困難者も、約515万人が発生したとのことです。
従業員に多くの帰宅困難者が出ても、社内で安全に過ごせるように、3日分程度の飲料水や食料、医薬品などを用意しておきましょう。また、待機後に徒歩で家に帰れるように、従業員それぞれに運動靴を準備させたり、帰宅経路の確認をしてもらったりすることも大切です。
非常時の役割分担
災害の発生時にあわてないように、指示を出すリーダーや情報連絡、避難誘導、救出・救護などをそれぞれ誰が行うのか、事前に役割を決めておきましょう。消化器や火元の点検、防災訓練など、日ごろから行う防災の担当を決めておくことも重要です。
防災教育・防災訓練
役割を決めておいても、実際に災害が起きると、パニックになり想定どおりにはなかなか動けないものです。いざというときもあわてず行動できるように、通常業務に防災教育を組み込み、定期的に防災訓練を行いましょう。
防災教育とは、災害時の対策や社員の行動基準などを理解するための研修です。そして、研修で習得した知識を。実践できるか試すのが防災訓練です。避難だけでなく、消化や通報、応急救護訓練など、さまざまな自体を想定して訓練しておきましょう。
安否の確認方法
オフィスにいるときに災害が起きた場合だけでなく、従業員が外出中のことも考えておく必要があります。災害発生時にどのように安否確認を行うか、連絡方法を確認しておきましょう。
災害時には、回線が混み合うことが予想されます。電話以外の連絡方法も確保しておくと安心です。「災害用伝言ダイヤル(171)」や携帯電話事業者による「災害用伝言板」、インターネットの「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」などの使い方も確認しておくといいでしょう。
経営者必見!オフィス防災EXPOとは?
具体的な対策や備えるべきものに迷ったら、実際に防災用品を見てみたり専門家に相談してみるのもおすすめです。
「オフィス防災 EXPO 」は、この秋の開催で23回目を迎えた、バックオフィス・経営者向け展示会です。災害対策グッズや備蓄品、防災DXなど、オフィスの防災に特化しています。

第23回のオフィス防災EXPOは、2025年9月10日(水)~12日(金)の3日間にわたり、幕張メッセにて開催されました。商談はもちろん専門家への相談もできるので、防災用品の見直しや、緊急時の対策を検討しているなら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
二次災害の広がりを防ぐ!松本洋紙店おすすめ防災商品
地震が発生したときには、揺れにともなう火災にも注意が必要です。地震だけでなく、水害や台風などで停電したときは、電気の復旧時に通電火災が起きる可能性もあります。
オフィスによっては、紙や販促用のタペストリー、のぼりなど、燃えやすいものが保管されているケースも多いのではないでしょうか。災害時に燃え広がらないように、日頃から防炎素材のものを選んでおくのがおすすめです。
防炎ハンドフリーカットクロスロール
日本防炎協会認定の防炎クロスです。防炎加工が義務付けられている商業施設や展示会場でも利用できます。はさみやカッターで自由にカットでき、切りっぱなしのままでもほつれはほとんどありません。横断幕・懸垂幕・タペストリー・のぼり旗などに使えます。
上品な風合いと質感で、発色がよく、高画質で印刷が可能。細い線もはっきり表現でき、シワや折れが目立たないので学会発表用としても最適です。大判のインクジェットプリンターがあれば、簡単に印刷できます。
耐水性・耐候性・耐久性に優れ、雨、風、直射日光に長期間あたっても色褪せにくい製品です。屋外での常設使用にも向いています。
***
一日のうち3分の1を過ごす職場で、地震や水害などの災害にあう可能性は決して低くありません。もしものことがあっても自分や従業員を守れるよう、備えは万全にしておきましょう。
↓↓↓本当に燃えない?松本店長がYoutubeチャンネルで防炎クロスを検証!↓↓↓