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紙のコラム

【重要書類】紙を綺麗に保存するには?劣化を防ぐ方法と劣化しにくい紙

古い紙

顧客の連絡先や会員パスワードなど、せっかく紙に大事な情報を書いていても、年月が経つと黄色っぽく変色したり、ヨレヨレと歪んで破れたりして台無しになりますよね。そもそも、なぜ紙は劣化するのでしょうか?

この記事では、紙が劣化する原因と併せて、それを防ぐ方法や劣化しにくい保管の仕方などの「紙を綺麗に保つ方法」を紹介します。大切に保管たい書類や手紙などに、ぜひ役立てましょう!

紙の劣化を防ぐ方法はある?

ダンボール会社では書類を段ボール箱に入れ長期保管することもありますが、段ボール箱自体が紙でできていることもあり、中に保管した書類も最終的には綺麗に保てません

というのも、紙の中には原材料となる木材に、劣化の元となる成分や不純物が含まれています。これらが「紫外線」や「湿度・温度」といった外部からの刺激を受け、化学変化を起こすことで、時間の経過とともに紙が劣化するのです。

紫外線や、湿度・温度といえば、いずれも自然環境要因です。高温多湿の夏、梅雨や長雨の季節、乾燥の冬など、四季の変化に富んだ日本では紙への影響が免れないというわけですね。

しかし、それぞれの要因に応じた対策を講じ、保管方法に気をつければ劣化を遅らせることはできます

・紫外線対策
直射日光を避けて暗い場所に保管するのが基本です。さらに、ビニール袋に入れれば、かなり黄ばみを遅らせられます。

・湿度・温度対策
紙を試験する環境の標準条件は、温度摂氏20度±2度、湿度65%±2%と言われています。紙の保管するにあたり、部屋に除湿器などを設置して適切な湿度管理ができればいいですが、できない場合は、通気・喚起に気をつけときどきチェックするといいでしょう。

手間はかかりますが、紙の保管状態を定期的にチェックすることがポイントです。

劣化しにくい紙はある?

和紙
ここまで、紙を劣化から防ぐ方法を紹介しましたが、紙を大量に要するオフィスだと、適切な保管環境の確保や定期的なチェックは難しいかもしれません。そこで、保管方法以外の劣化対策として、劣化しづらい紙を選ぶ方法も併せてご紹介します。

・和紙
耐久性がある紙としてよく知られているのは和紙です。和紙は日本文化に深く根付いた素材で古くから障子や包装紙、傘など暮らしの中に広く取り入れられてきました。

【参考】
和紙

・上質紙
100%パルプで作られた上質紙は、変色しづらいといわれます。学校で使用するプリント、仕事で使う書類など広く使われています。

【参考】
上質紙

・コート紙
表面を特殊なコート剤で加工しているコート紙は、光沢がありツルツルした質感。耐久性があるのでチラシやフライヤーで使用されています。
【参考】
コート紙

・ユポ紙
汚れがつきにくく、破れにくい合成紙。耐水性にすぐれるため、屋外で使用する選挙ポスターなどに使用されています。
ユポ紙について紹介する記事を参考にしてみてください。

【参考】
ユポ紙

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顧客情報や税務、会計などの大切な書類は、長きに渡って綺麗なまま保管したいものです。上記のような耐久性・耐水性のある紙を使用してみてはいかがでしょうか。

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