朝早く起きて、出勤や登校までの時間に活動する「朝活」が話題です。
活動内容に決まりがあるわけではなく、仕事をする人もいれば、ジョギングをしたり、本を読んだりと人それぞれ。いずれにしても、朝活をすることで1日の生活のクオリティが上がる実感を持つ人が多く、続ける人が増えています。
この記事では、朝活がなぜ仕事の効率を上げるのか、おすすめの朝活などを紹介していきます。
朝活で仕事の効率アップができる理由

夜に比べて、朝のほうが仕事の効率が良いというのは、多くの専門家が提唱しています。
脳科学者・茂木健一郎氏
「朝の3時間」は脳が最も効率よく働くゴールデンタイム
精神科医・樺沢紫苑氏
朝の時間価値はスピードもクオリティも夜の2倍になる
その一方、夜に仕事をした場合の効率は、オーストラリアの研究グループによると、人間が十分に覚醒して仕事ができるのは、起床後12~13時間までで、17時間をすぎると明らかに集中力が低下してしまうそうです。
つまり、仕事の効率を上げようと思ったら、夜遅くまで仕事をするよりも、朝のうちに仕事を進めるほうがおすすめということです。残業をするくらいなら、朝早く来て仕事を始めたほうが、生産性が上がるのですね。
仕事だけではなく、生活のクオリティを上げるにも、「朝活」は有効

もちろん朝活の内容は仕事でなくてもかまいかせん。早起きをして活動をすることで、生活そのもののクオリティが上がったという人も多いようです。
例えば、朝5時に起きて出勤前の時間にジョギングをすれば、朝日を浴びることでスムーズに体が覚醒し、ホルモンバランスも整います。また、早く起きの習慣は、夜の入眠をスムーズにするので、不眠に悩む人にもおすすめです。
ジョギングでなくても、朝のうちに1日分の家事を済ませたり、趣味の時間を取ったりすることで、時間的にも精神的にも余裕をもって1日を過ごすことができます。
朝活のポイントは太陽を浴びること

朝活で仕事や脳のパフォーマンスを上げるために重要なのは、起床したらすぐに朝日を浴びることです。人間は朝太陽の光を視界に入れることで網膜が刺激され、セトロニンという脳内物質が合成されます。セトロニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれ、気持ちを安定させる効果があります。
このセトロニンは、心を穏やかにして物事に集中するためにも重要なものです。まずは朝日を浴びてセロトニンの分泌を促すことで、気持ちよく1日の活動をスタートし、効果的に朝活に取り組めるのです。仕事や勉強など、室内で行う朝活の場合も、起きたら部屋のカーテンを開けたり、外の空気を吸ったりして、太陽の光を浴びるようにするといいでしょう。
人間の体はセラトニンが合成されてから14~15時間後に、メラトニンの生成が始まります。これは、セラトニンとは逆に睡眠を司る物質です。朝5時に起きたら、夜の8~9時くらいにメラトニンが生成され始めます。夜の早い時間にしっかり眠気が訪れることで、早寝早起きの習慣が身につきやすくなるのです。生活のリズムを整える意味でも、朝起きたら太陽の光を浴び、セラトニンの合成を促すことが大切です。
おすすめの朝活をご紹介
ここでは、おすすめの朝活をいくつかご紹介しましょう。
仕事
いつも夜遅くまで仕事に追われている人や、仕事の時間を減らしてプライベートの時間を増やしたい人は、朝活として仕事をするのがおすすめです。「朝から仕事なんてしたくない」と思われるかもしれませんが、実際にやってみると、効率が上がって1日の仕事がグッとラクになります。できれば、前日の晩に、翌朝やる仕事をピックアップしておくと、起床後にすぐ取り掛かることができて効率的です。
ジョギングやウォーキング
ジョギングやウォーキングといった軽い運動は、朝活に適しています。朝日を浴びて体をリセットできることに加え、何より毎日の運動は健康的。夏場はとくに、涼しい朝の運動は爽快です。体を疲れさせることで、朝食もおいしく食べられ、仕事のスタート時に頭も体も覚醒した状態で臨めます。

趣味の時間をとる
読書をしたり、絵を描いたりといった、趣味の時間にするのもいいでしょう。夜に趣味の時間を取ろうと思っていると、どうしても生活に追われて時間が取れず、ストレスが溜まりがちです。早起きして趣味の時間に当てれば、ストレス解消にもなるでしょう。なにより、好きなもののためなら、早起きも苦にならないのではないでしょうか。
勉強の時間にする
資格の取得や仕事のための勉強をする場合も、朝活がおすすめです。多くの時間を勉強に当てるのが難しい社会人だからこそ、短い時間で効率よく勉強できる朝にするべきなのです。家だと集中できない場合は、ちょっと早めに家を出て、お気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら勉強するといったルーティーンを作ると、朝活勉強を続けやすくなります。

朝活をしたいけど、朝なかなか起きられない!そんな時は?
朝のほうが作業効率はいいけれど、どうしても眠くて早起きが苦手な人もいるでしょう。とはいえ、早起きは習慣なので、最初は難しくても続けている内に自然に起きられるようになります。
ここでは、早起きに慣れるまでの、おすすめの方法をいくつかご紹介します。
少しずつ起きる時間を早くする。
いままで7時半に起床していたのに、急に5時に起きようとしても難しいでしょう。早起きをしたいからといって、急に早く寝ようとしても眠れるものではありません。そうすると、就寝時間は同じでも睡眠時間だけが短くなり、寝不足でよけいにぼんやりしてしまいます。
そんなときは、少しずつ時間を前倒しにして、徐々に早起きに慣れていくのがおすすめです。15分や30分程度なら、いつもより早く寝るのも早く起きるのも辛くはありません。そうして少しずつ体を早起きに慣らしていきます。

おいしい朝食を用意する
朝食を食べることで、体に目覚めのスイッチが入ります。朝食を食べる習慣がない人は、まずは少しでも食事を用意して同じ時間に食べる習慣をつけましょう。このとき、卵や乳製品といったタンパク質を食べることで、体内時計のズレのリセットできるという説もあります。また、好物を朝食に食べるようにすれば、眠たくても朝食を楽しみに起きられるかもしれません。

室温を快適にする
寒い冬には布団から出られないように、室内よりも布団の方が快適すぎると、どうしても起きるのが億劫になってしまいます。そんな時は、エアコンのタイマーを利用して布団から出やすい環境を作るもおすすめです。夏なら涼しく、冬なら部屋を暖めて、起床しやすくしておきましょう。
忙しい日々の中で、時間を効率よく使うために、朝活を選ぶ人が増えています。早起きが辛いように思えますが、慣れれば気持ちよく起きられるようになります。仕事や用事が効率よく片付くので、好きなことに使える時間が増えるなどのメリットもあるでしょう。
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