紙のブログ

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プリンタ

インクジェットとレーザープリンターの違いについて

プリンターは主にパソコンに付属され、コピーや、パソコンに蓄えられた情報を紙に出力するのが、その主な役目です。

古いものは、白黒でしか出力できませんでしたが、今はおおむねフルカラーになり文字やグラフなどの図形だけでなく、インクジェットの改良によって鮮明な画像がプリントアウトできるようになりました。

パソコンの進化と同様に進化を続けてきたのがプリンターです、プリンターは主にパソコンの付属され、パソコンから出力した情報を紙に印刷したり、コピーするのが役目です。

プリンターの長い歴史のなかで、多くの機器が開発されてきました。古いものはモノクロカラーでしか出力出来ませんでしたが、時代ごとに違う印刷方式が採用され、フルカラーの出力をはじめ、グラフなどの図形や鮮明な画像のプリントアウトが可能になりました。

一方で、現在のプリンターには、オフィス向け・家庭向け共に「インクジェット」「レーザー」の2種類が存在します。下記では、この2種類のプリンターの違いや特徴についてご紹介いたします。

「インクジェット」「レーザープリンター」の大きな違い

インクジェットとレーザープリンターの違いを知る場合は、まずは印刷の仕組みを知ることが重要です。

インクジェットは、「印刷用紙にインクを直接吹きかける」ことでカラーや文字を印刷する仕組みになります。レザープリンターよりも解像度が高く、細かい色の再現性が高いのが特徴です。

レーザープリンターは、ドラムという感光体にトナー(色を付ける粉)を噴きつけ、「感光体に付いたトナーをプリンター用紙に押し付けて」印刷するプリンターです。インクジェットが細かくヘッドを動かして印刷するのに対して、レーザープリンターは押印するように押し付けるイメージになります。なので、インクジェットよりも大量の印刷をすることに適しています。

このように、印刷の仕組みが大きく異なるインクジェットとレーザープリンターですが、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。

インクジェットプリンターのメリットとデメリット

まずはインクジェットプリンターのメリット・デメリットを確認しましょう。

インクジェットプリンターのメリット

  • 高解像度
  • 本体サイズがコンパクト
  • 構造がシンプルで消費電力が少ない

インクジェットプリンターの最大のメリットは、高解像度であり、色の再現性が高いということです。10種類以上のインクを組み合わせて、写真の印刷やグラデーションカラーを忠実に再現することに適しています。

加えて、プリンターのサイズがコンパクトで、構造がシンプルかつ消費電力が少なく経済的なので家庭で使用することに適しています。

インクジェットプリンターのデメリット

家庭で使用するのに適しているインクジェットプリンターですが、幾つかのデメリットも存在します。

  • 印刷スピードが遅い
  • 使う頻度が少ないとインク詰まりが起こりやすい
  • インク交換・給紙の回数が多い

1つ目がインク交換と給紙の回数が多いこと。インクジェットプリンターを家庭で使用している方で、「この前インク交換したばかりなのにもう交換の表示が」という経験はありませんか?インクジェットプリンターでは、黒文字だけ印刷する際も印刷品質を上げる為に、カラーインクも混ぜて印刷を行うので、どうしてもインクの消費量が多いのです。

また、ヘッドを細かく動かして印刷する仕組みなので、印刷速度が遅いことは避けられません。

レーザープリンターのメリットとデメリット

レーザープリンターは、印刷スピードが速く印刷を大量に行う企業に適しているといえます。

しかし、消耗品であるトナーや感光体が高額であるため、インクジェットプリンターと比べてメンテナンスにかかる費用が高くなるといったデメリットがあります。

レーザープリンターのメリット

  • 印刷スピードが速く一度に大量印刷が可能
  • トナーの交換回数が少ない
  • 1枚あたりの印刷コストが安い

レーザープリンターを使用する大きなメリットは、印刷スピードが速いことでしょう。特にモノクロカラーの印刷速度は圧倒的で、インクジェットプリンターを使用するよりも効率的に印刷することが可能です。

また、1枚あたりの印刷コストが比較的安価で、印刷時に使用するトナーは一度交換すれば長期的に使用できるという点も魅力です。

レーザープリンターのデメリット

企業で使用するのに適しているレーザープリンターですが、幾つかのデメリットも存在します。

  • 本体サイズが比較的大きいので場所をスペースをとる
  • 解像度が低い
  • 消費電力が多め
  • トナーや感光体などの消耗品が高い

レーザープリンターは、主に業務用の用途で用いられてきました。なので、家庭向きであるインクジェットプリンターよりもプリンター本体や消耗品の価格が割高で、初期費用も高額です。また、複雑な構造なため、本体のサイズも大きく導入するスペースの確保をしなければなりません。

まとめ

以上が「インクジェットとレーザープリンターの違いについて」でした。

インクジェットプリンターとレーザープリンターのメリットとデメリットを知り、基本的にはインクジェットプリンターは家庭向き、レーザープリンターは企業向きといわれていますが、自身の環境や用途に合ったプリンターを選ぶことが重要です。