紙のブログ

TEL : 03-6272-9923
プリンタ

【写真を極限まで美しく】プリンターどれ買えばいいの?おすすめ厳選5モデルを比較(写真高画質編)

プリンターどれ買えばいいの?おすすめ厳選5モデルを比較(写真高画質編)

パソコンが世の中に普及するまえは、カメラで撮った写真は現像するものでしたが、いまではすっかりデジタルデータをプリンターで出力することが当たり前になりました。カメラ好きならこの写真印刷を目的に、プリンターを購入する人も多いのではないでしょうか?

プロカメラマンはもちろん、写真展に応募するアマチュアカメラマンにとって、作品の出来を左右するプリンターはカメラの次に大事な“相棒”です。そこで、この記事では、とくに写真印刷の「高画質」に機能性を絞りプリンターをチョイスしました。

高画質の写真印刷プリンター・選び方のポイントは?

プリンターの画質を決める大きな要因は「インクの色数」です。画質を重視しているプリンターは、基本となるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4色のほかに、中間色のインクを使用しています。プロ仕様のハイスペックなプリンターともなると、色数はなんと10色もあるモデルも! このインクの色数が多いほど、画質が良いプリンターといえます。

CMYK以外に中間色があると、たとえばライトグレーならモノクロ表現に深みがでたり、ライトシアンまら空や海のグラデーションがキレイに表現できたりします。自分が求める表現に合った、中間色を使っているプリンターを選ぶのも選び方の一つです。

写真が高画質で印刷できるプリンター5選

①青の階調を繊細に表現するエプソン「SC-PX1VL」

青の階調を繊細に表現するエプソン「SC-PX1VL」
Epson Proselectionシリーズの機種で、文字通りプロの使用にも耐える高画質プリンターです。使用するインクは10色。ディープブルーインクを搭載していて、青の領域の繊細な階調が表現できます。プリンタードライバーには「モノクロ写真モード」が装備されていて、同じモノクロでも冷黒調や温黒調など様々な設定が可能です。

【参考】
EPSON SC-PX1VL

SC-PX1VLの特徴

・計10色のインクが可能する繊細な階調表現
ブラックにマットブラックフォトブラックの2色、グレーもグレーとライトグレーの2色を用意するなど、多くの色数を駆使することで繊細な階調表現を可能にしています。

・早く色が安定する顔料インクを採用
染料インクよりも色が安定するまでの時間が短い、顔料インクを採用しています。テストプリントとレタッチを繰り返して、最高の画質を追求できます。

・幅広い用紙に対応
用紙サイズは、A2ノビまで対応しています。A2ノビ幅のロール紙も使えるので、パノラマ写真の印刷も可能。表現の幅が広がります。

SC-PX1VLの仕様

●価格
参考:15万3082円(税込み・Amazon 21/10/20現在)

●ランニングコスト
L判写真用紙:約18.6円

●対応カートリッジ
ICBK96 フォトブラック
ICMB96 マットブラック
ICC96 シアン
ICVM96 ビビッドマゼンタ
ICY96 イエロー
ICLC96 ライトシアン
ICVLM96 ビビッドライトマゼンタ
ICGY96 グレー
ICLGY96 ライトグレー
ICDBL96 ディープブルー
※各約3800円~(Amazon 21/10/20現在)

②深く豊かな黒を表現するキヤノン「PRO-G1」

深く豊かな黒を表現するキヤノン「PRO-G1」
キヤノンのプロ仕様プリンターです。高濃度の黒である「新マットブラックインク」を採用したことで、重厚感のある黒が表現できるように進化しています。10色あるインクの内の1色は、透明な「クロマオプティマイザー」。光沢を均一化してムラを抑制する効果があります。

【参考】
Canon PRO-G1

PRO-G1の特徴

・「新マットブラック」採用による表現力の向上
PRO-G1に採用されたマットブラックインクは、従来機よりも黒の濃度が高くなっています。重厚感のある黒によって作品が引き締まり、繊細な階調表現も可能になりました。

・光沢のムラを抑制するクロマオプティマイザー
プリントした写真の表面に光沢のムラがあると、色味が変わって見えてしまうことがあります。透明インクのクロマオプティマイザーを使用することで表面の光反射が均一になり、意図した通りの写真印刷が可能です。

・用紙の特性に合わせたプリントモードを搭載
本製品を使用してファインアート紙やバライタ紙、和紙に写真を印刷するときは、用紙に合わせたプリントモードが選択できます。用紙の特性に合った印刷が可能です。

PRO-G1の仕様

●価格
参考:10万8594円(税込み・Amazon 21/10/20現在)

●ランニングコスト
L判写真用紙:約28.3円

●対応カートリッジ
インクタンク PFI-G1 MBK マットブラック
インクタンク PFI-G1 PBK フォトブラック
インクタンク PFI-G1 C シアン
インクタンク PFI-G1 M マゼンタ
インクタンク PFI-G1 Y イエロー
インクタンク PFI-G1 PC フォトシアン
インクタンク PFI-G1 PM フォトマゼンタ
インクタンク PFI-G1 R レッド
インクタンク PFI-G1 GY グレー
インクタンク PFI-G1 CO クロマオプティマイザー
※各約1500円~(Amazon 21/10/20 現在)

③家庭用プリンターで最高レベルの高画質エプソン「EP-883A」

家庭用プリンターで最高レベルの高画質エプソン「EP-883A」
プロ仕様のプリンターが高画質であることは間違いありませんが、非常に高価なのが難点です。その点、エプソン「EP-883A」は高画質の家庭用プリンターで、購入しやすい価格帯の製品です。6色のインクを採用していて、肌の色や空の色がキレイにプリントできます。

【参考】
EPSON EP-883A

EP-883Aの特徴

・ライトシアン、ライトマゼンタを加えた6色インク採用
基本となる4色にライトシアンライトマゼンタを加えることで、肌や空の色合いが階調豊かに表現されます。家族の思い出の写真を印刷したり、写真入り年賀状を印刷したりするのに適しています。

・インクのサイズを繊細にコントロール
本製品には、Advanced-MSDTというインク技術が使用されています。プリンターが吹き付けるインクの粒のサイズを細かく調節することで、なめらかな階調表現を実現し、高画質のプリントが可能になっています。

・便利に使える複合機
プロ仕様のプリンターは、印刷のみに特化した単機能プリンターがほとんどです。しかし、本製品は印刷だけでなくスキャンやコピーができる複合機です。文書や写真を読み込むことができて、リモートワークにも使いやすいです。

EP-883Aの仕様

●価格
参考:3万1108円(税込み・Amazon 21/10/20現在)

●ランニングコスト
L判写真用紙:約29.2円(インク増量タイプでは約22.7円)

●対応カートリッジ
KAM-BK ブラック
KAM-C シアン
KAM-M マゼンタ
KAM-Y イエロー
KAM-LC ライトシアン
KAM-LM ライトマゼンタ
KAM-BK-L ブラック増量タイプ
KAM-C-L シアン増量タイプ
KAM-M-L マゼンタ増量タイプ
KAM-Y-L イエロー増量タイプ
KAM-LC-L ライトシアン増量タイプ
KAM-LM-L ライトマゼンタ増量タイプ
※各約700円~、増量タイプ約1200円~(Amazon 21/10/20現在)

④文書印刷も得意な高画質プリンターキヤノン「XK90」

文書印刷も得意な高画質プリンターキヤノン「XK90」
SOHOやリモートワークを始め、家庭で文書を印刷する必要性がある人が、写真プリンターと共有したいならこちらの製品がおすすめ。「XK90」は「フォトブルーインク」と「文字ブラック」を加えた6色インクを採用していて、写真も文書もキレイに印刷できる高画質プリンターです。

【参考】
Canon XK90

XK90の特徴

・色域が拡大したプレミアム6色ハイブリッドインク
本製品には、従来のインクよりも色域が広がったインクが採用されています。光沢紙に印刷した際の発色性も向上しています。中間色としては、フォトブルーインクが採用され、明度の高い青から白の領域で粒状感の少ない繊細な仕上がりの印刷が可能です。

・スマホで撮影した写真もキレイに印刷
最近はスマホの画質も向上しているので、スマホで撮った写真を高画質で印刷したいという人も多いのではないでしょうか。本製品には対応する無料アプリCanon PRINT Inkjet/SELPHYがあり、「スマホ自動写真補正機能」を搭載しています。こちらを使えば、スマホで撮影した写真もキレイに印刷できます。

・文字印刷に強い文字ブラックを採用
本製品には、2つのブラックインクが採用されています。その内の一つは文書の印刷に適した文字ブラックで、文字をくっきりと印刷できます。

XK90の仕様

●価格
参考:4万1500円(税込み・Amazon 21/10/20現在)

●ランニングコスト
L判写真用紙:約16.3円(大容量インクでは約13.7円)

●対応カートリッジ
インクタンク XKI-N11BK ブラック
インクタンク XKI-N11Y イエロー
インクタンク XKI-N11M マゼンタ
インクタンク XKI-N11C シアン
インクタンク XKI-N11PB フォトブルー
インクタンク XKI-N10PGBK ブラック
インクタンク XKI-N11XLBK ブラック(大容量)
インクタンク XKI-N11XLY イエロー(大容量)
インクタンク XKI-N11XLM マゼンタ(大容量)
インクタンク XKI-N11XLC シアン(大容量)
インクタンク XKI-N11XLPB フォトブルー(大容量)
インクタンク XKI-N10XLPGBK ブラック(大容量)
※各約700円~、大容量1000円~(Amazon 21/10/20現在)

⑤写真画質が向上したエコタンク搭載モデル「EW-M973A3T」

写真画質が向上したエコタンク搭載モデル「EW-M973A3T」
通常のインクカートリッジの代わりに、大容量インクタンクを搭載した製品です。エコタンク搭載モデルはランニングコストが低いのが特徴ですが、本製品は6色インクを採用することで、写真画質も高いプリンターとなっています。

【参考】
EPSON EW-M973A3T

EW-M973A3Tの特徴

・エコタンク搭載モデルで6色インクを採用
エコタンク搭載モデルのフラグシップである本製品は、6色インクを採用しています。フォトブラックマットブラックのブラック2色にグレーも搭載しているので、モノクロ写真もキレイにプリントできます。

・A3ノビサイズまでの用紙に対応
本製品は、A3ノビサイズまで印刷可能です。家庭用プリンターとしては最大クラスで、作品作りの幅が広がります。

・エコタンク搭載モデルならではの低コスト印刷
エコタンク搭載モデルの特徴は、印刷コストの低さです。L判写真印刷の場合で約7.6円、A4カラー文書の場合は約1.8円で印刷できます。趣味の写真を存分に印刷することもできますし、チラシやDMを印刷するような業務用途でも重宝します。

EW-M973A3Tの仕様

●価格
参考:8万4800円(税込み・Amazon 21/10/20現在)

●ランニングコスト
L判写真用紙:約7.6円

●対応カートリッジ
TOB-PB トビバコ フォトブラック
TOB-MB トビバコ マットブラック
TOB-C トビバコ シアン
TOB-M トビバコ マゼンタ
TOB-Y トビバコ イエロー
TOB-GY トビバコ グレー
※約1900円~(Amazon 21/10/20現在)

5機種のスペック比較表

製品名 ①SC-PX1VL
(エプソン)
②PRO-G1
(キヤノン)
③EP-883A
(エプソン)
④XK90
(キャノン)
⑤EW-M973A3T
(エプソン)
発売年 2020年 2020年 2020年 2020年 2021年
参考
価格
15万3082円 10万8594円 3万1108円 4万1500円 8万4800円
本体
サイズ
(幅×奥行×高さmm)
615×368×199 639×379×200 349×340×142 373×319×141 523×379×169
印刷速度
(L判写真用紙)
約44秒 約1分05秒 約13秒 約10秒 約19秒
印刷解像度(dpi) 5760×1440 4800×2400 5760×1440 4800×1200 5760×1440
Wi-Fi
両面印刷
最大用紙
サイズ
A2ノビ A3ノビ A4 A4 A3ノビ
最大給紙枚数 120枚 100枚 100枚 100枚 100枚
印刷コスト
(L判写真用紙)
約18.6円 約28.3円 約29.2円 約16.3円 約7.6円

***


今回は高画質のプリンターをご紹介しました。とことん高い画質を追求したいならプロ仕様のプリンターがおすすめですが、家庭用のプリンターにも高画質の製品はあります。この記事も参考に、自分の趣味やライフスタイルに合った高画質プリンターを探してください。

↓↓↓フォトコンテストで勝ちたい方は必見!プロカメラマンが選ぶ紙を松本洋紙店Youtubeチャンネルにて解説しています!↓↓↓

おすすめ写真用紙