みなさんはメモを取るとき、どんなツールを使っていますか?
現代ではスマホで撮影したり、アプリでメモを取ったりできるため、紙にメモする機会は減りました。しかし「紙の書き心地が好き」という方や、「紙にペンで書いたほうがアイデアを出しやすい」という方も多いようです。
この記事でご紹介する「スマートペン」は、そんな手書き派の方にもおすすめの、アナログとデジタルの“いいとこ取り”をしたアイテムです。
スマートペンってどんなもの?
スマートペンとは、手書きの文字やイラストをデジタルデータとして活用できる電子情報機器です。スマホやPCの専用アプリと連動して、そのまま保存ができ、検索や共有も容易。かさばる紙のノートを持ち運ぶ必要もなくなります。
タブレットにペンで書くのとは異なり、紙に書いた文字をデータ化できるので、紙の書き味を好むアナログ派の方にも支持されています。
各社からさまざまなタイプのスマートペンが販売されていますが、今回は代表的な3つの商品をご紹介します。
Neo smartpen M1+ (ネオスマートペン エムワン プラス)

ネオスマートペンは、専用のペンとノートを使って手書きした内容をデジタル化するツールです。
専用のペンは軸の下部にカメラが搭載され、専用ノートにはそのカメラで読み取るための独自パターンが印刷されています。
書いたデータは専用アプリ「Neo Studio」からPDF、イメージファイルなどのファイル形式を選択し、SNSやメールで共有できます。タグやお気に入り機能を使って手書きのメモを検索することも可能。アプリを介して録音・再生もできます。
さらに、デジアナ手帳「N planner」シリーズと連携することで、専用アプリを介して手帳に書いた予定をGoogleカレンダーなどのカレンダーアプリと同期できます。
メーカー:NeoLAB株式会社
価格:16,300円(税込)
※ノート別売
アンキスナップ(ぺんてる)

「アンキスナップ」は暗記に特化したスマートペンシステムです。専用のボールペンやマーカーを使用し、専用アプリ「AnkiSnap」で撮影することで自作の暗記シートを作成できます。
スマホ内に約500枚分(※1GB)の暗記シートを作れ、本やノートを持ち歩かずに勉強できるのが魅力です。
アプリ上で暗記シートを操作でき、マスキングして隠したり、覚えたい箇所を繰り返し確認したりと、移動中やすきま時間の学習に便利です。
ノートや問題集に書き込んで暗記する人には「ボールペンタイプ」、教科書や参考書にマークして使いたい人には「マーカータイプ」が適しています。
メーカー:ぺんてる
価格:550円(税込)
スマートライティングシステム(モレスキン)

ポケット型ノートの老舗、モレスキンが展開する「スマートライティングシステム」は、専用スマートペンで「スマートノートブック」などの専用ノートに書き込むことでデジタル化し、共有を容易にするシステムです。
紙の上でアイデアを固め、専用アプリ「Moleskine Notes」上で編集、共有できます。データをPCに移す必要がないため、書いた文字を即座にスクリーンに映し出すようなシームレスな作業を実現。専用アプリには音声録音機能も搭載されています。スマートノートブックにはハードカバーやソフトカバーなどのラインアップがあり、好みで選べます。
デジタルの利便性とモレスキンならではの高品質な手帳の魅力を兼ね備えており、文具好きの方にもおすすめです。
メーカー:モレスキン
価格: 31,790円(税込)
※スマートペンとスマートノート、リフィル、充電器等のセット価格
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以上、スマートペンの解説とおすすめ商品の紹介でした。
デジタル化が進んだことで、アナログな紙との融合も進んでいます。手書きの良さとデジタルの便利さの、いいとこどりをしたスマートペン、この機会にデビューしてみませんか?