紙のコラム

スマホが睡眠を破壊して肥満を増やす?夜のスクリーンタイムと健康リスク

スマホは、現代社会を生きる私たちにとって欠かせないツールです。
仕事でもプライベートでも活用するスマホですが、使いすぎると心身にさまざまな悪影響が出るという話を耳にしたことはあるでしょうか。

この記事では、便利なスマホのもたらす睡眠への悪影響や肥満リスクと、それらの弊害への対策についてご紹介します。

ブルーライトがもたらす睡眠破壊

ブルーライトがもたらす睡眠破壊
ブルーライトという言葉をご存知でしょうか。
ブルーライトとは光の一種で、スマホの光にだけでなく太陽光にも含まれています。これが目に入ると脳が興奮状態になり、睡眠ホルモンの分泌を抑える効果があります。

朝日を浴びると目が覚めるのも、この原理によるもの。逆に、夜寝る前にスマホの光を見ると、体が日中であると錯覚して睡眠障害を引き起こすリスクがあるのです。

寝る前のスマホ時間、いわゆる「スクリーンタイム」がもたらす睡眠障害は、心身にもさまざまな悪影響を及ぼすことが判明しています。

早稲田大学 理工学術院 柴田重信研究室とベネッセ教育総合研究所で2021年度に共同実施した調査によると、寝る前のスクリーンタイムがある生徒ほど「疲れやすい」「いらいらする」「昼間に眠くなる」という項目にチェックが付く割合が多くなるという結果も出ました。

スクリーンタイムの増加が肥満のリスクを高める

スクリーンタイムの増加が肥満のリスクを高める
スクリーンタイムの増加は、とくに小児肥満のリスクも高めることが知られています。

新潟県阿賀野市・三条市と新潟大学が共同研究によって割り出した小中学生生活習慣病予防事業のデータ解析によると、スマホの使用が3時間以上の女子生徒は、そうでない生徒と比べて肥満のリスクが最大7倍になるという結果が出ました。

小児肥満は成人肥満へ移行しやすく、高血圧や2型糖尿病にもつながりやすいことから、見過ごせない問題と言えるでしょう。

スマホによる健康被害から身を守るためには

スマホによる健康被害から身を守る
スマホによる健康被害はさまざまな研究から分かったものの、いまさらスマホを使わない生活にも戻ることはほぼ不可能です。

大切なのは、スマホと適切な距離感で付き合うこと。夜間のブルーライトを防ぐのであれば、スマホをナイトモードにするのがおすすめです。そもそもベッドの中で触れないように、離れた場所に置くのもいい方法でしょう。

寝る時にホットアイマスクを使えば、目の周りの緊張が和らぐ心地よさで入眠を助けてくれますし、そもそもアイマスクをしているためスマホを見ることが不可能です。それでも誘惑に負けてしまうのであれば、通知をオフにしたり、電源自体を切ったりするのも手です。

肥満リスクに関しては、たとえスクリーンタイムが長くても、1日60分の運動時間や8.5時間以上の睡眠時間が取れればリスクを抑えられるというデータが出ています。ここでも睡眠が重要になってくるので、やはり上記の手段で寝る前のスクリーンタイムをとにかく避けることが最善になります。

寝る前は、スマホを見るのではなく読書やストレッチをして、早めに寝ることがよさそうです。

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寝る前にスマホを見ることは、想像以上に心身へさまざまな悪影響を及ぼします。子供のうちは、親がスクリーンタイムを管理する必要がありそうです。十分な睡眠と適切な運動習慣を身につけるために、スマホとの付き合い方を見直しましょう。

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