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「A4」チラシで販促力アップ!『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』

「A4」チラシで販促力アップ

「広告を使って売上をアップしたい!」というのは、仕事をしているなら誰もが思うことでしょう。とはいえ、広告と言ってもDMや看板、チラシなど、その方法はさまざま。最近では、SNSやネット上の広告といった選択肢もあり、どれを使えば効果的なのか悩ましいところです。

この記事では、注目の書籍『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』で紹介されているA4チラシを使った販促や、それに適した用紙をご紹介します。販促に悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください!

『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』とは

『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』は、A4サイズのチラシを使った販促法のコツや、チラシの作り方を解説した話題の書籍です。販促に大きなコストを使うのが難しい中小企業の経営者に向けて、小予算でできる効果的な販促方として、A4チラシの有効活用をすすめています。

著者の岡本達彦氏は、株式会社アカウント・プラニング代表取締役で、販促コンサルタントとしても活躍。以前の著作『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法』は、Amazonの日本上陸から15年間の「売れたビジネス書50冊」にランクインしました。

A4チラシがなぜ販促にいいの?

A4チラシの優れている点のひとつは、そのサイズ感です。A4サイズの紙なら手軽に手に取れるうえに、ひと目で全体を把握しやすくなっています。封書のように開封して書簡を取り出す手間もなく、伝えたいことを的確に伝えられます
A4チラシがなぜ販促にいいの?
最近はインターネット広告やSNSによる宣伝が多くなったことで、チラシの人気は下降気味と思われがちです。しかし、実際にはすべての人がインターネットを使っているわけではありません。インターネットを使わない層も一定数存在します。

そこにはインターネット広告は届きませんが、チラシはそうした人たちにも届けられます。また、画面の中に無数に存在するネット広告に比べると、チラシの情報には「リアリティ」を感じる人も多いようです。

作成という面でも、低コストですむのは企業や店舗にとって大きな魅力です。デザインは一般的なソフトで誰にも作れ、5000枚を1万円以下で印刷可能。広い紙面よりも情報量は限られますが、必要な情報を絞って掲載することで、情報整理の訓練にもなります。こうした情報管理は、自社や製品の強みをしっかり把握することにもつながるので、ぜひ自身で作成してみてください。

A4チラシにはどんな効果がある?

チラシの内容に興味を持ってもらえれば、そこから店に来てもらったり、QRコードでHPやSNSのアカウントに誘導したりできます。チラシに入りきらない情報は、そこで提供すればよいのです。

効果をさらに強化するには、チラシを見た人が最初にアクセスするLP(ランディングページ)をしっかり作っておくことも大切です。逆に、SNSで情報を見たときに、「そういえばこの前チラシで見たな」と思い出してくれることもあります。

チラシは、最初に店舗や商品のことを知ってもらい、その情報にアクセスしてもらうための「入り口」として有用なのです。

「A4」チラシで何を伝えるべき?

「A4」チラシに収めるべき情報には、「黄金のパータン」があります。

【伝わる1枚チラシの基本構成】
・ターゲットコピー(目を引き、悩みに共感)
・キャッチコピー(使用後の変化)
・裏付けとなる証拠・実績(信じてもらうための裏付け)
・ボディコピー(なぜそれが解決策なのか)
・オファー(具体的なサービス・価格)
・リスク対策(お客様の不安を取り除く)
・行動喚起(今すぐ申し込む理由と手順)
・問い合わせ(問い合わせ・申込み先)
(出典:『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』)

これらの要素をA4用紙1枚に収めようと思うと、意外とスペースが足りない、ということもあるでしょう。だからこそ、情報を取捨選択して、本当に伝えたいことを伝えるチラシを作ることが必要になってくるのです。

チラシを作るときは

チラシを作るときは
A4サイズのチラシに、商品や店舗の情報をすべて盛り込むことはできません。さらに、伝えたいことを詰め込みすぎたチラシは、情報が多くなりすぎて逆に読んでもらえなくなります。情報が多くなると、どうしても何がいいたいのか不明瞭になって、伝えたいことが伝わらないリスクが高まるのです。

そこで必要なのが、先述の黄金比にあった8つの要素です。A4というひと目で内容が把握できるサイズに、必要な情報だけを記載することで、見た人に興味を持たせることができます。まずは、店や商品に興味を持ってもらうことが大切なので、これらの要素を的確に記載することを心がけましょう。

もちろんキャッチーなビジュアルは武器になりますが、ベースとしてこの8つの要素を抑えていることが必要です。気の利いたキャッチコピーよりも、見る人が知りたい情報を掲載することをこころがけましょう。

チラシにおすすめの紙は?

チラシの語源が「散らす」であるように、もともとチラシは大量に刷って“撒き散らす”ことで情報を広く伝えるためのものです。新聞の折込チラシや、ポスティングされるチラシ、街頭で配られるチラシなどがそれにあたりますが、これらはとにかく大量に作って、多くの人に配ることを目的としています。そのため、コストを抑えつつ枚数を確保でき、目立つ色合いに印刷できるものが好まれます。

一方、チラシに近いものとしてフライヤーと呼ばれるものもあります。これは、その名の通り飛行機からばら撒いて情報を伝えていたもので、チラシに比べるとやや丈夫な紙を使うことが多いです。現在では折込だったり街頭配布だったりと、チラシと同じ配り方をするようになりましたが、チラシに比べるとデザイン性を重視し、保存性を高めたものが多いようです。

チラシに向いた用紙は、とにかく安価で枚数を確保しやすいものフライヤーの場合は、それに加えてデザイン性を活かせる丈夫なものが選ばれるようです。用途やデザインによって使い分けるのがいいでしょう。以下に、おすすめの紙をいくつかご紹介します。

コート紙(半光沢紙)

紙の表面に特殊な塗料を塗ることで光沢を出した用紙で、色鮮やかな印刷が可能です。光沢の度合いも、強いものや半光沢のものなどがあります。こちらは半光沢のもので、耐熱温度も高め。レーザープリンター専用で、両面印刷ができます

マット紙

紙の表面を特殊な塗料を塗り、つや消し加工を施した紙です。光沢紙のようなテカリがなく、落ち着いた雰囲気になります。カラーの発色もきれいで、文字や写真が美しく印刷できるのも特徴です。チラシのほか、厚さによってはポストカードにも使われる用紙になります。

上質紙

コーティングのされていない非塗装の用紙で、ツヤ感はありません。印字品質はコピー用紙と同じくらいで、十分きれいに印刷できます。文字を書きやすく、注文用紙兼用のチラシなどにも使われる用紙です。価格が控えめなので、コスパ重視のチラシにもよいでしょう。

わら半紙

学校の配布物によく使われる、白色度約54%の紙です。独特の風合いがあるので、ナチュラル志向のチラシにもおすすめ。価格も安いので、費用をかけずに大量のチラシを作りたいときにも便利です。

色上質紙(模造紙)

30色と豊富なカラーバリエーションから選ぶことができる上質紙です。紙そのものに色がついているので、シンプルなデザインでも華やかなチラシに仕上がります

パール用紙

高級感のあるチラシを作るのであれば、パール用紙もおすすめ。角度を変えると微妙にホワイトパールの輝きが変化する美しい用紙です。インクジェット・レーザー両方のプリンターに対応し、必要な枚数だけ店舗やオフィスで作って配るのにも向いています。

デジタル広告の台頭で需要が減ったように思われていたチラシですが、最近になってその効果に注目が集まっています。岡本達彦氏著の『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』には、A4チラシがなぜ販促に有用なのか、どんなチラシを作れればいいのかなど、A4チラシを使った販促の効果や方法が解説してあるので参考にしてみるといいでしょう。

松本洋紙店では、チラシの作成におすすめの用紙も多数取り扱っています。チラシを大量に作る際は、ぜひ松本洋紙店をご利用ください!

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