紙のブログ

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調査・比較

写真用紙を比較してみた|用紙別に仕上がりの違いを調査

スマホや一眼レフカメラで撮った写真をプリントしようと思うけど、いざ用紙を選ぶとなると、あまりにも種類がありすぎて、一体どの用紙を購入したら良いのか迷ってしまった経験はありませんか?
しかも、価格も千差万別。
光沢紙、印画紙、絹目調、マット紙などそれぞれの写真用紙で印刷した時、一体どれくらい仕上がりに違いがあるのか。
一般的な家庭用のインクジェットプリンターで印刷して比較して、仕上がり度、費用対効果からベストな写真用紙をまとめました。

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写真用紙の種類


一般的に写真用紙と言われる紙の代表は4つ。

  • フォト光沢紙
  • 印画紙
  • 印画紙(絹目調)
  • マット紙

写真用紙違い
メーカーによって呼び名や商品名は違いますが、印刷の違いが大きく出るのはこの4種類です。
今回はこの4種の写真用紙(①フォト光沢紙、②印画紙、③印画紙(絹目調)、④マット紙)を実際に印刷して比較してみました。

①フォト光沢紙

フォト光沢紙の特徴

フォト光沢紙
種類 フォト光沢紙
特徴 速乾性に優れ、高級感がある
使用用途 一般的な家庭での写真プリントなど
厚み 0.23mm
価格 8円(L版400枚・松本洋紙店)

フォト光沢紙とは、速乾性に優れた高級感のある写真用紙で、一般的によく使われている写真用紙。価格もお手頃で単価は10円以下のものが多いです。
表面がキャストコーティング加工になっており、光沢の部分はとてもツルツルしています。光沢度も高い用紙で、厚みは0.23mmと厚手のものが一般的。
インックジェットプリンタで使用できます。
※キャストコーティングとは厚紙の上質紙などに塗料を塗工し密着させ、加熱乾燥した後に剝離することにより、強光沢をもたせた用紙のこと。

フォト光沢紙を見る

フォト光沢紙で印刷してみた

一般的な家庭用のインクジェットプリンター(Canon PIXUS TS8030)の染料インクにて印刷します。
フォト光沢紙で印刷
フォト光沢紙で印刷してみたらこんな感じの印刷仕上がりになりました。基本的には失敗ない綺麗な写真に仕上がるのですが、他の用紙と比較してみると…

写真用紙比較

左から③印画紙(絹目調)②印画紙①フォト光沢紙④マット紙⑤コピー用紙(比較用)
①フォト光沢紙は光沢があって綺麗ですが、印刷のグレードを見ると②印画紙に高級感で負けてしまっている印象です。
1枚8円(L版400枚・松本用紙店)で価格も安く、普段使いにはぴったりですが、ここぞという大事な時には印画紙の方が良さそうです。

松本店長
松本店長
松本用紙店では、店頭POPに大活躍の長尺サイズのフォト光沢紙やポスターに使えるA1ノビサイズのフォト光沢紙などもありますよ

フォト光沢紙を見る

②印画紙

印画紙の特徴

印画紙
種類 印画紙
特徴 フォト光沢紙より艶やかで落ち着きのある光沢感
使用用途 プロカメラマンや写真屋で使われているプロユース
厚み 0.27mm
価格 16円(L版400枚・松本洋紙店)

印画紙とは主にプロカメラマンや町の写真屋さんなどのプロが使用している写真用紙。まさにプロユースの写真用紙で、本格的な美しい写真プリントが可能です。
表面がRC(Rasin Coating:レジンコーティング)加工の用紙です。
フォト光沢紙よりも艶やかで落ち着きのある光沢感が特徴で、厚みは0.27mmとフォト光沢紙より厚く、重厚感ある厚手のものが一般的です。

印画紙を見る

印画紙で印刷してみた

一般的な家庭用のインクジェットプリンター(Canon PIXUS TS8030)の染料インクにて印刷します。
印画紙
印画紙で印刷してみました。さすがプロユースと言われるだけあって仕上がりが美しい!!! お気に入りの写真を保存して飾るのにもぴったりです。

写真用紙比較左から③印画紙(絹目調)、②印画紙、①フォト光沢紙、④マット紙、⑤コピー用紙(比較用)

①フォト光沢紙より高級感があり、紙も厚手なので特別な時の印刷や個展などにもオススメ。実際にプロ写真家がよく購入されるのは印画紙だそうです。

松本店長
松本店長
プロカメラマンやアーティストの個展などにA2ノビの印画紙が写真用紙としてよく使われています。

印画紙を見る

③印画紙(絹目調)

印画紙(絹目調)の特徴

印画紙(絹目調)
種類 印画紙(絹目調)
特徴 半光沢感で高級感のある用紙
使用用途 プロカメラマン、クリエイターなど。遺影にも
厚み 0.27mm
価格 16円(L版400枚・松本洋紙店)

②の印画紙の光沢を抑えた半光沢感の写真用紙が③印画紙(絹目調)です。
プロカメラマンやクリエイター、写真屋などのプロユースのほか、遺影などで葬儀屋さんも使っている写真用紙。
印画紙(絹目調)は、表面がRC(Rasin Coating:レジンコーティング)加工になっており、同じ印画紙でも絹目調は、光沢を抑えたキメ細かい「スムーズでサラサラした」微粒面を持っていて、落ち着き上品なしっとりとした半光沢感が特徴。
厚みは0.27mmと重厚感ある厚手のものが一般的です。

印画紙(絹目調)で印刷してみた

一般的な家庭用のインクジェットプリンター(Canon PIXUS TS8030)の染料インクにて印刷します。
印画紙(絹目調)
印画紙(絹目調)で印刷してみました。表面がザラザラしていて半光沢感のある高級感のある仕上がりです。

写真用紙比較左から③印画紙(絹目調)、②印画紙、①フォト光沢紙、④マット紙、⑤コピー用紙(比較用)

高級感は③印画紙(絹目調)と②印画紙は同等ですが、手触りや印象がまるで違います。③印画紙(絹目調)は昔の写真のような少し懐かしい仕上がりにもなりますね。

松本店長
松本店長
遺影で使われる方はA4サイズの印画紙(絹目調)を使用されるようです。最近では自分で遺影を作られる方も増えているようです

④マット紙

マット紙の特徴

マット紙
種類 マット紙
特徴 ツヤ(光沢)なしの用紙。厚みは0.12mmから0.23mmまで多様
使用用途 ポストカードや年賀状印刷など
厚み 0.225mm
価格 6円(ハガキ100枚・松本用紙店)

写真用紙で使える印刷用紙としては最安ではないでしょうか。1枚6円のコスパ。
マット神戸は表面がマットコーティング加工の用紙で、ツヤなし(光沢なし)の用紙です。
厚みは0.12mmから0.23mmと厚みの範囲も多くあり、使用用途に合わせて選ぶのが一般的。今回は写真印刷の比較なので、0.225mmと厚手のものを使用しました。

マット紙で印刷してみた

一般的な家庭用のインクジェットプリンター(Canon PIXUS TS8030)の染料インクにて印刷します。
マット紙
さすがに他の写真用紙よりはクオリティは低め。マット紙なので当然ですがツヤ感は一切ありませんが、ツヤ感のない写真印刷をしたい人にはちょうどいいかも。

写真用紙比較左から③印画紙(絹目調)、②印画紙、①フォト光沢紙、④マット紙、⑤コピー用紙(比較用)

③印画紙(絹目調)の半光沢よりもさらにツヤ感がありませんが、価格が安いので大量に印刷したい、年賀状に使いたい、などの用途にはオススメです。

コピー用紙

比較のためにコピー用紙でも印刷してみました。
コピー用紙とは、複合機・コピー機・レーザープリンター・インクジェットプリンターなど、様々なプリンターで使用できる非塗工の用紙です。
厚さは一般的には0.09mmが主流。
コピー用紙
当然ですが散々な結果になりました。

写真用紙比較左から③印画紙(絹目調)、②印画紙、①フォト光沢紙、④マット紙、⑤コピー用紙(比較用)

どこから見てもクオリティは低いため、写真印刷にコピー用紙は向かないことが判明しました。

写真用紙を4種類印刷してみた結果

写真用紙印刷結果一覧

フォト光沢紙 印画紙 印画紙(絹目調) マット紙 コピー用紙
発色 x
画質 x
ツヤ x
高級感 x
気品 x

写真用紙価格比較表

フォト光沢紙 印画紙 印画紙(絹目調) マット紙 コピー用紙
厚み 0.23mm 0.27mm 0.27mm 0.225mm 0.09mm
A4サイズ
100枚
2,500円 5,400円 5,400円 1,700円 98円
A3サイズ
100枚
4,800円 9,000円 9,000円 3,400円 120円

鮮やかではっきりとした発色なら絹目、印画紙、フォト光沢紙

絹目、印画紙、フォト光沢紙は、色の発色はとても鮮やか。階調表現にも優れており、画質の再現力が高い結果となりました。
それに比べ、つや消しであるマット紙は、色の鮮やかさには若干劣る結果となり、コピー用紙は、発色、階調、ツヤ光沢感、滑らかさなど全て劣ると言えます。

気品ある美しさなら絹目調

微光沢の印画紙絹目調は、絢爛豪華というよりも柔らかい雰囲気と落ち着きのある上品さが、しっとりとした高級感を演出できると言えます。
展覧会、フォトコンテスト、写真集、アルバム制作にはオススメの写真用紙です。

鏡のような煌めきなら印画紙

光沢度が高い印画紙は、鏡のような透明感ある煌めきと華やかな高級感を感じさせる仕上がりとなりました。こちらも、印画紙絹目調同様に、展覧会、フォトコンテスト、写真集、アルバム制作にはオススメの写真用紙で、上品さよりも豪華なイメージを演出するのには最適です。

コストパフォーマンス重視ならフォト光沢紙

印画紙に比べて、鏡のようでツヤのある輝きまで言えないまでも、仕上がり品質は印画紙ベースの品質には届かないまでも劣るといえない結果です。用紙の価格は印画紙と比較する割安なことから、コストパフォーマンスを求めるなら、フォト光沢紙でも十分です。デジカメ写真プリント、商品カタログ、ポストカード、飲食店メニュー、工事写真など記録として保存しておきたい写真にオススメです。

チラシ、メニュー表ならマット紙

画質や発色は良く、お手頃価格なことから、チラシやメニュー表など、写真の訴求力を要求され、大量印刷が必要なものはマット紙がオススメです。

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迷ったらコレ!松本店長のおすすめ

いろいろと迷ってしまったらおすすめは「印画紙」です。
光沢があるので写真が映えますし、どんな用途でも高級感が漂って間違いないです。
ぜひサンプルで試してみてください。