Malaysia Diary ・ Vol.18
ドリンクが、ビニール袋に入って出てくる。
マレーシアの持ち帰り文化。
今日は、マレーシアに来て、地味に驚いたことのお話。それは、飲み物の「持ち帰り方」です。
はじめて屋台でコーヒーをテイクアウトしたときのこと。受け取って、おっ、となりました。コーヒーが、ビニール袋に入って出てきたんです。カップじゃなくて、袋。口をキュッと結んで、ストローがぶすっと一本。
人が持っているのは見かけたことがあったけれど、自分の手に渡ってきたのは初めて。日本育ちの私には、なかなかの驚きでした。こぼれないのかな、持ちにくくないかな、とそわそわ。ローカルなお店や屋台が多い地域で、ときどき見かける光景なんです。
驚くのはドリンクだけではありません。マレーシアには「ビニール袋文化」とも呼べるものがあって、なんと汁物のスープや、麺類のつゆまで、袋に入れて持ち帰るのが当たり前なのだとか。
最初は「ええっ」と思いましたが、よく考えると、とても合理的。容器代もかさばりも最小限で、さっとぶらさげて持ち帰れる。暑いこの国で、身軽に食べ物を持ち運ぶ知恵が、ぎゅっと詰まっているんですね。慣れると、意外とクセになりそうです。
そんな便利なビニール袋文化ですが、実は今、過渡期にあるようです。マレーシアでも脱プラスチックの流れが進んでいて、ストローの規制など、環境への取り組みが少しずつ広がっています。
この独特の光景も、もしかしたら、いつかは見られなくなるのかもしれません。そう思うと、今この景色を目に焼きつけておきたいような、なんだか不思議な気持ちになります。
「当たり前」が違うから、
ふとした瞬間に、小さな驚きがある。
こういう文化の違いに出会うたび、「ああ、遠くまで来たんだなあ」としみじみ思います。戸惑いも、驚きも、ぜんぶひっくるめて、海外暮らしの醍醐味。次は、どんな「当たり前」に出会えるかな。
では、また。第18弾でした!
プロフィール
40代、10歳の息子と二人でマレーシアに移住しました。勢い半分で始めた、母子の海外暮らし。慣れない土地で、二人でいろいろなことに挑戦中です。このブログでは、移住のドタバタや日々の小さな発見を、正直に綴っています。よかったら、ほかの回ものぞいてみてください。



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