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【印刷トラブル】異音、つまり、かすれ…突然起きたらどうする!?よくあるプリンタートラブル解決方法

プリンタートラブル解決のアイキャッチ

資料や書類をパソコンで作ってあとは印刷するだけ、というときに「あれ?プリンターがおかしい!」なんてことが起きる場合がありますよね。突然のトラブルには慌ててしまいますが、落ち着いて対処すれば、自分で解決できるかもしれません。
というわけで今回は、よくあるプリンタートラブルとその対処法をご紹介します。

よくあるプリンタートラブル① 印刷中に変な音がする…

プリンターの異音
プリンターを起動した際や印刷をするときには当然、ある程度の作動音が生じます。しかし、もし作動音とは違う妙な音がしたら、なにかプリンターに問題が起きているサインかもしれません。すぐには印刷に支障がなかったとしても、放っておくと本格的な故障につながる可能性もあります。原因を見つけて対処しておきましょう。

異音がする原因としては、以下のようなことが考えられます。

・プリンターが不安定な場所に置かれている
プリンターを置く場所が不安定になっていると、ガタガタと音を出すことがあります。設置場所が斜めになっていると正常に動作しない場合もあるので、プリンターは平らで十分な広さのある場所に置きましょう。

・インクカートリッジや給紙トレイが正しく取り付けられていない
インクジェットプリンターには複数色のインクが使われていて、一つずつ付け替えられるようになっています。インクカートリッジが正しくはまっていないと作動時に異音がすることがあるので、ひとつずつセットし直してみましょう。

また、給紙トレイが正しくセットされていなかったり、紙を詰め込みすぎたりすることでも異音の原因となり得ます。

・中に異物が入っている
紙詰まりを無理に引っ張ったことで破れた紙が内部に残ってしまっていたり、クリップや文具などの小さなものがプリンターの中に入り込んでいたりするケースも考えられます。電源を切ってからカバーを開けて、異物を手かピンセットなどで取り除きましょう。

ほかには、内部の部品に問題が起きていることも考えられます。家庭用プリンターの寿命は一般的に3~5年です。長く使っていると部品の劣化により、段々と正常な作動がしにくくなっていきます。異音がするのはプリンタ―が寿命を迎えつつある証拠かもしれません。

解決しない場合には、メーカーに相談しましょう。

よくあるプリンタートラブル② 紙がつまっちゃった!

プリンターの紙づまり

順調にプリンターが動いている…と思ったら、突然紙がクシャクシャになって印刷が止まってしまう紙づまり。急いでいるときに起こると焦ってしまいますが、あわてて対処するとさらなるトラブルを招く恐れがあります。紙づまりが起きたら、まずは落ち着いて原因を探しましょう。紙づまりの原因は、以下のようなことが挙げられます

・紙や用紙ガイドの設置位置が間違っている
多くの家庭用プリンターは、給紙トレイに用紙ごとの設置場所が記されています。それに合わせて紙を設置し、用紙ガイドも正しい位置に設置することで、まっすぐに給紙されるようになっています。紙や用紙ガイドがきちんと正しい位置にないと、用紙が斜めに取り込まれて紙がつまりやすくなるので注意しましょう。

・規定以上の枚数がセットされている
用紙がなくなる度にセットし直すのが面倒で、つい多めに紙を入れていないでしょうか? 上限を超えて給紙トレイに紙をつめ込みすぎると、一度に2~3枚が取り込まれやすくなり、正しく印刷されにくくなります。給紙トレイセットする用紙は、既定の枚数以内に収めるようにしましょう。

・裏紙を使っている
紙づまりが起こりやすくなる要因として、意外と知られていないのが、裏紙を使うことです。裏紙は一度印刷した紙なので、インクで若干湿っています。さらに、印刷してから時間が経ったものでも、“曲がり”や“そり”ができているので、給紙ローラーに引っかかりやすくなっているのです。もし裏紙を使っていて紙づまりが頻繁に起きていたら、新品の紙に替えてみてください。

・破れた用紙などの異物が詰まっている
紙づまりを起こしたときに、無理に引っ張って取り除こうとすると、紙が破れて内部に残ることがあります。そのまま印刷を再開すると、また紙づまりが起きる原因となることもあります。ほかに原因が思い当たらず、紙づまりを繰り返すようなら、中に敗れた紙が残っていないか確認してみましょう。

紙づまりが起きてたときは、用紙をゆっくりと取り除きます。上述の通り、勢いよく引っぱって破れた紙が中に残ってしまうと、再び紙づまりが起きる原因になるので注意してください。ほこりやゴミなどが詰まったときも同様に、中に残らないよう慎重に取り除きましょう。

紙や異物をすべて取り除いても紙づまりを繰り返すようなら、以下の手順で給紙ローラーの掃除をしてみましょう。

【給紙ローラーの掃除方法】
①プリンターの電源プラグをコンセントから抜く
②柔らかくて繊維の出ない布を水で濡らし、硬く絞る
③カバーを開き、ローラーを回しながら②の布で汚れを拭きとる

製品によっては、給紙ローラークリーニングの機能が備えられているものもあります。くわしい方法は取扱説明書やメーカーの公式サイトなどを参考にしてみてください。

よくあるプリンタートラブル③ かすれたり薄かったり…印刷がおかしい

プリンターのかすれ・うすれ

やっと印刷できたと思ったら、やけに色が薄かったり、かすれていたり…そんなトラブルもよくありますよね。印刷に問題があるときには、次のような原因が考えられます。

・カートリッジのテープをはがしていない
インクカートリッジは、ほとんどのものがテープやキャップでインクが漏れないように保護しています。こういったテープやキャップを外さないままセットしてしまうとインクが出ず、当然ですが正しく印刷できません。カートリッジをセットする際には、取扱説明書を確認したうえで正しく設置しましょう。

・インクの残量が認識できていない
最近のプリンターは、インクの残量をインク側に付けられたICチップで認識するモデルが増えてきました。この手のモデルは、純正インクや互換インクだと問題なくても、空になったインクカートリッジに再びインクを詰めて再利用するリサイクルインクだと、残量を検知できないケースがあります。この状態だと、いくらインクがあってもプリンター側が「ない」と判断して、その色が正しく出ないときがあります。新品のインクに交換して、印刷できるか確かめてみましょう。

・ヘッド・ノズルが汚れている
プリンターのインクが噴き出る部分であるノズルやプリントヘッドに汚れが詰まっていると、インクが出づらくなります。まずは、ノズルチェックパターンを印刷して、どのインクが正常に出ていないのか確認しましょう。

パターンはメーカーによって違いますが、例えばキヤノンのプリンターではこちらの写真のように印刷されます。

キヤノンプリンターの印刷パターン

印刷されなかったりかすれていたりする色があると、その色の噴射部分に問題が起きているということになります。

ノズルチェックパターンで問題が見られたら、ヘッドクリーニングをかけてみてください。ヘッドクリーニングとは、高圧力でインクを噴射してプリントヘッドの詰まりを解消する機能です。やり方はメーカーによって異なりますので、取扱説明書や公式サイトを確認してみましょう。2~3回繰り返すことで改善する場合もありますが、何度やっても治らないときは、メーカーに相談してください。

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以上、よくあるプリンタートラブルの原因と解決方法をご紹介しました。お探しの解決方法はあったでしょうか?

プリンタートラブルは、すぐに印刷が必要なときに限って起きがちですよね。突然のトラブルにも対応できるよう、ぜひ解決方法を覚えておいてください!

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